Fresh第12話

 ギャグ八割、父娘話二割、という感じの話でした。
 冒頭、なぜかダイニングでシフォンに食事を与えているラブのところに、かつらをつけたタルトが帰ってきます。なんでも、かつらメーカーに勤める圭太郎がペット用のかつらを開発し、そのモデル(?)を頼まれたとの事でした。
 一方、ラビリンスでは、久々に三人が揃います。そして、ウエスターは、イースとサウラーに対し、頭を下げて、作戦伝授を頼みます。これまで成果が出ていないことに、かなり切羽詰まっている模様です。対する二人は、完全にウエスターをバカにしている感じで、イースに至っては、本を読みながら応対していました。

 さて、ラブはカオルちゃんの店で、皆に父親の話をします。子供の頃、家で、かつら新作の実験台にされたことがラブにとっては嫌な思い出となっており、それもあって、圭太郎の仕事熱心さに好感を持てないようです。
 この時、回想が出るのですが、そこに出てきた幼少時のラブが、今の自分に話しかける、という表現方法は面白いと思いました。あと、かぶらされたかつらの中に、キュアルージュが交じっていたのには笑いました。
 そんな話をしている所に、かつらをつけた犬が現れます。そしてその後ろには圭太郎と、祈里の父である正が二人して歩いていました。
 なんでも、この商品名「軽快痛快ペットくん二世」は、かつらをつけたペットが熱射病で運び込まれた事を元に、圭太郎と正で共同開発した商品とのこと。一種の共同開発のようです。そして、二人がかなり強い思い入れで「軽快痛快ペットくん二世」を開発している事が語られます。
 しかし、娘二人ならびに美希はそのオッサン二人の熱血ぶりに引いてしまいます。そんななか、「二世ということは一世も?」という、祈里の冷静な突っ込みは印象に残りました。
 一方、ウエスターは西隼人の姿で廃品回収をやっています。すっかり街のアイドルと化しているようで、周囲では女性ファンが黄色い声をあげつつ、携帯写真を撮りまくっています。
 この様子を見ていると、このモテモテ状態の西隼人が、公の場で、イースやサウラーにやっつけられる筋立てを作れば、彼女たちの不幸のゲージが大幅に上がり、インフィニティ獲得に近づけるのでは、などと思ってしまいました。
 そんな中、依頼主の老婆に「何か不幸を感じることはないか」などと尋ねています。これが、イースとサウラーの授けた作戦(?)でした。確かに、「直接話を聞く」というのは調査の手法としてはあってはいます。ただ、何も廃品を回収してあげて、気分が良くなった状態で尋ねることもないと思うのですが・・・。
 その後、場所を移動し、ラブたちの会話を聞きます。そして、折角伝授された作戦(?)に従わず、思いこみで「無理矢理かつらをかぶせると不幸になる」と決めつけ、「軽快痛快ペット君二世」をナケワメーケ化して、街中の皆にかつらをかぶせます。
 ただ、被害者(?)は別に不幸になりません。ちょんまげと、「ジョジョ」のポルナレフみたいな髪型になった女子高生は、お互いを見て大喜びしています。実際に強制的に髪型を変えられたら不幸になる人は多いと思いますが、まあ、このへんはギャグ回ならではなのでしょう。
 そうこうしているうちに、ナケワメーケはラブ達を襲撃。祈里は普通の黒髪ショートに、美希はピンクの縦ロールとなり、お互いを見て喜んでいます。一方、ラブは第二話以来のアフロとなっていました。
 そして変身して闘いになりますが、毛の固まりであるナケワメーケに苦戦します。すると、そこに圭太郎と正が登場。娘達である事が分からないまま、攻撃を辞めるように頼みます。さらに、三人が攻撃されると、スコップを使って、身を張って攻撃を防いだりもしました。
 その行動がきっかけで、三人は敵が軽いことを知り、それが攻略の糸口に。最後はラブサンシャインフレッシュで撃退しました。ウエスターは「ずらかろう」と言って去りましたが、これは「ヅラ」にひっかけたギャグだったのでしょうか。
 そして、圭太郎と正は、ラブ達にお礼を言うと同時に、この「痛快軽快ペット君二世」に、自分の子供のような思い入れを持っていると言い、あわせて、「娘には理解されないのですが・・・」とこぼします。それを聞いたラブは、父親の心情をある程度理解し、「娘さんも分かってくれると思いますよ・・・多分」と返していました。
 そして、三人だけになったところで、美希と祈里がラブに、「父親と似ているところがある」と言い、ラブが照れる、というところで、主役側の話は終わりました。
 一方、ラビリンスでは敗れて帰ってきたウエスターが二人に「口撃」されます。なにしろ、「不幸のゲージ」が全然上がらなかったのですから無理もありません。そして、最後にウエスターが「(自分は)不幸だー!!」と叫び、それを受けて「不幸のゲージ」の目盛りが動くも、結局、ゲージは上がらない、というオチで終わりました。

 というわけで、冒頭に書いたように、話の八割はギャグでした。細かい所ですが、キュアホワイトの髪型にされた老婆が、ガイキングの髪型(?)にされた犬を見て喜ぶ、などと言ったシュールな場面もありました。
 他にも父親二人が、「軽快痛快ペット君二世」の話をするときに、なぞのポーズを決める、などという描写も笑えました。
 残りの二割の部分は、ラブと圭太郎を中心とした親子描写でした。行動が突飛なうえに、家にまで仕事を持ち込む圭太郎を、ラブは良く思っていません。それを理解されない事に悩む圭太郎ですが、その心境を「キュアピーチ」として聞くことにより、ラブが一定の理解をした、というのは面白いと思いました。
 今シリーズならではの、「プリキュアが正体不明ながら公然と活動する」という設定をうまく活かしたと言えるでしょう。
 ただ、少々物足りなかったのが、「キュアパイン」と正の間に何もなかった事でした。主題がラブと圭太郎とはいえ、せっかく、こちらも同じシチュエーションで顔を合わせているのですから、何か会話などがあっても良かったのでは、とも思いました。
 次回は、祈里が新武器を手にする話のようです。主題はシフォンの看病のようですが、そこでどのように祈里が描かれるのかを楽しみにしています。

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