戦闘シーンから始まります。「プリキュア」シリーズにおいては、1月の最終決戦を別にすれば、かなり珍しいでしょう。
相手のナケワメーケは、球形の物体に手足が生え、両手に野球のグローブをつけている、というもの。えらい単純なデザインです。操っているのはイースで、第3話以来の戦闘となりました。
そのブランクのせいか、えらくやる気のないナケワメーケで、ラブはピーチロッドを使わずに撃退していました。そして、あっさりやっつけられたナケワメーケは、花火がベースだったらしく、そのまま「たまやー」状態になり、三人に喜ばれていました。
そして、ナケワメーケのおかげで中断された結婚式も無事再会し、三人は新郎新婦に感謝されて去っていきます。イースの「演出」のおかげで、二人にとってはより思い出深い結婚式となったことでしょう。
そこまではいいのですが、実はこの時間にはミユキのダンスレッスンが入っており、当然ながら三人は遅刻してしまいます。先週の最後もそんな感じだったので、おそらくは連続遅刻なのでしょう。そして、怒ったミユキはレッスンを中止して帰り、「次回も未定」と言い放ちます。
以前から、時間変更のメモを捨てるなど、ミユキが貴重な時間を使って行なうレッスンの時間を軽視した雰囲気がありました。そのあたりの時間感覚にミユキは腹を立てたと思われます。
その、落ち込んだラブに止めをさすべく、せつなが登場し、「カード占い」でジョーカーを出して、ミユキとの仲は修復不可能と言います。このあたりの展開を見ると、もしかしたら、冒頭のやる気がないナケワメーケからの一連の流れが、イースの計算だったのか、などとも思いました。
一方、ラブは学校に行き、大輔に声をかけられた途端に昨日のことを思いだして泣き出します。事情を聞いた大輔は、美希・祈里とともにドーナツ屋に行連れて行きます。そして、ラブがミユキに電話するなど諦めない姿勢を見せると、ミユキのスケジュール表を見せます。
その手帳が女物である事にラブは一瞬驚くも、深くは気にせず、そのスケジュールを元に「おっかけ」を始めます。
一方、撮影の仕事中であるミユキはマネージャーに、仕事が忙しいのだから、ダンスレッスンは辞めろ、と指示されます。なお、このマネージャー、怒った後にさりげなく笑顔を見せるなど、ただ厳しいだけの人ではない模様でした。
そんななか、撮影所に入ろうとするも、受付の人に断られます。すると三人は、鉢植えに身を隠し、それを持ちながら移動、という訳の分からない潜入策を考え出します。受付の人たちは、あまりの稚拙さに、目が点になっていました。結局、この「策」は、アイドルを見た三人が立ち上がることにより、「失敗」に終わります。
続いて、ラジオ公開録音を観に行こうとしますが、これも先客に割り込むことができず、顔を見ることもできません。もっとも、顔が見れたところで、相手は収録中でしかもガラス越しなわけですから、何かができたとも思えませんが・・・。
次の仕事場では、ついに直接声をかける事に成功します。しかし、マネージャーに促された事もあり、ミユキは返事もできません。その後、ラブはミユキの乗った車を走って追いかけ、一度は追いつくも、当然ながらすぐに引き離されてしまいます。
こうやって、端から見れば、ミユキのストーカーと化したラブですが、その陰でまた、せつなはラブのストーキングをしていました。そして、車に追いつけなかったラブに声をかけ、再度諦めるよう説得します。
しかし、その時ちょうど、ミユキのインタビュー番組が流れ、きつく当たったのは期待の証だと話します。それを聞いたラブは、せつなに自分の決意を伝えて、ミユキが収録中のスタジオに行きます。
またまた入場でもめるかと思われましたが、そこには大輔がいて、彼の顔パスで入場できます。そしていよいよ会えるか、というところで、イースがテレビカメラをナケワメーケ化して襲撃。変身したラブは、ミユキ達に迷惑がかからぬよう、屋上での闘いに持ち込みます。
その模様をニュースで見た美希と祈里はスタジオに向かいます。しかし、警備員に止められ、「仕方ない」と言って物陰で変身。今度は警備員の前を「プリキュアです」と言って通り、敬礼されると、前半から続いていた「入場ネタ」についに決着をつけました。
当初は一人で苦戦していたラブですが、二人が来た時点で形勢逆転。冒頭では使わなかったラブサンシャインフレッシュで撃退しました。
そして、ついに三人はミユキと対面。無事、謝罪と次のレッスンの約束に成功します。一方、会話の流れで、大輔がミユキの弟である事が判明していました。
主題である「遅刻」ですが、とりあえず、今後同様の事態が発生した場合、どうするのかと気になりました。どうせなら、変身するためにリンクルンを取り出した時に、まずミユキに遅刻の連絡を入れ、そのあと変身すればいいのでは、などとも思いました。
一方、久々登場のイースですが、前回のような「思わず見せた人の良さ」はなく、完全に裏で計算しての行動ばかりでした。そんな中、「このままでは親友が幸せになってしまう」という台詞を真顔で言った場面は印象に残りました。あと、欲を言えば、「入館ギャグ」をやる代わりに、もう少し、せつなとラブの会話を描いてほしかったものでした。
あと、大輔とミユキの姉弟ネタですが、これについては、大輔の「実はオレはお前のあこがれの人の弟なんだぜ」ぶりが鼻についただけでした。本当にラブの事を気遣うなら、もっと直接的に、姉との間をとりもてばいいのでは、と思いました。まあ、そんな事をしたら、おポンチ三人組の役所である「三人に好意を寄せるが相手にされない」が崩れてしまうので、仕方ないとは思いますが・・・。
とりあえず、「約束した時間は守る」という教訓話としては良くできていると思いました。あと、今後、せつなのラブに対する言動がどのようになるのか、という意味でも興味が持てる話でした。
次回は、ラブの父親・圭太郎の仕事話のようです。これまでも、タルトの顔を伸ばして遊ぶなど、少々奇妙な言動がありましたが、実はかなりの奇人の模様。多種多様のかつらで、何をやるのか興味深いところです。また、あわせて久々にメビウス側が三人揃うようです。久々となる「占いの館」でどのような会話が繰り広げられるか、これまた楽しみです。