先週、一度は圧倒した物の、「真の姿」を見せた館長の前に、再び五人は圧倒されます。
一方、シロップたちは、フローラが送った花の種を見せて、論争を挑みますが、「種には花や実になる、無限の可能性がある」と言ったのに対し、「花が咲けば奪えばいい。実がなればまた奪えばいい」と一蹴されます。
エターナルの設定を知ったとき、読売ジャイアンツみたいだ、と思いましたが、この一言を聞いて、やはり、と思いました。
さらに、くるみも復活して襲撃しますが、これまた簡単に跳ね返されます。
そして、敵を排除した館長は、フローラを奪いにかかります。しかし、その時、メルポが発動し、画面(?)から大量の手紙をはき出します。これは、世界の人々のプリキュアへのファンレターということで、それにより、プリキュア達は、またまた新たな力を得ます。
今ひとつよく分からない理屈ですが、要は水田わさびさん演じる機械の腹から物が出ると、何でも強引に解決するという某作品にならった、という事なのでしょうか。
そして同時に王達の力も発動します。ココとナッツに加え、他の四人も協力し、五人とくるみが、同時にバラを発動させます。このときは、「赤いバラと青いバラの力が一体化するなら、『紫のバラの人』が出てくれば面白かろう、などと一瞬思ってしまいました。
もちろんそのような事はなく、六つのバラは合体して、巨大な種になり、さらに一気に芽が出てふくらんだと思ったら、巨大化フローラみたいな「実」がなりました。
その力は圧倒的で、西遊記に出てきたお釈迦様のような感じで館長を圧倒します。そして、館長の「真の姿」から羽が抜け落ち、OPに出てきた「影」に似た姿になりました。
まだまだ諦めない館長ですが、その時、アナコンディ最期の姿が浮かび、続いて慈愛の表情をたたえたアナコンディが「館長」を呼びかけます。それを聞いた館長は「アナコンディ?」と言って消えました。
闘いが終わると、フローラは唐突に、キュアローズガーデンの後継者として、のぞみを指名します。しかし、のぞみは要領よく断り、人間界に住みつつ、こちらも管理すると宣言。それを聞いて安心した(?)フローラも種を遺して天に還っていきました。
ここから、最終回ならではの後日談に。まず出てきたのは、どこかのビル屋上を間借りして起業したブンビーでした。業種はいわゆる「何でも屋」のようです。
そして、なぜか新入りの部下として、カワリーノそっくりの男がいます。しかし、このカワリーノ二世(?)は、初代と違って、典型的なスチャラカ社員です。仕事中も雑誌を読み、ブンビーの言うことも無視します。
しかし、ブンビーは、彼を育てて再びビッグになると、やる気満々の模様です。とりあえず、今の主な業務は犬の散歩のようですが、ぜひとも、そこからのし上がってほしいものです。
一方、プリキュア達は、それぞれ、キュアローズガーデンと関わりながら、相変らずナッツハウス中心の生活をしていました。そんなある日、フローラの託した種がついに発芽します。その気配を、パルミエ王国にいるナッツ、キュアローズガーデンにいたミルク・シロップが感じます。そして、旅に出ていた小々田もそれを感じ、人間界に戻ります。そして、二年前の第一話同様に、「近道」を走っていた、のぞみとぶつかる、という形で再会を果たしました。
そして、再集合した皆は、のぞみの音頭取りで、「決定!」を唱和します。その後、五人のキャラがそれぞれ「夢に向けて頑張る」場面を一こまずつ描いて、話が終わりました。
印象に残ったのは、ブンビーの後日談と、アナコンディによる館長への「お迎え」でした。
この金融不況の中、「何でも屋」を起業する、というのは、かなりの冒険かと思います。ただ、カフェの店員やカレー屋をやるよりは、彼らしいと思いました。
この後、一般的な会社になるのか、それとも再び悪の組織を目指すのかは分かりません。いずれにせよ、幸せになってほしいものです。あと、カワリーノのみならず、他のナイトメア社員達も復活(?)してほしいものだと思いました。
また、アナコンディの「お迎え」については、館長の反応が描かれていないだけに、作り手の真意はよくわかりませんでしたが、印象に残りました。
ただ、それ以外については、ある程度予想通りでしたが、消化不良感がありました。館長がらみの伏線は、処理されずに終わった感じでした。たとえば、館長はなぜ鳥だったのかとか、同じ鳥であるシロップの関係なども明かされないままでした。
やはり、話の締めへの時間はもっと長くして、その中で、館長の為人や、アナコンディが館長を想う理由などを描くべきだったのでは、と思いました。
あと、数話前に唐突に出てきた「種」がいきなり話の主題となったのもどうかと思いました。アナコンディの策謀もあり、館長が種を知ったのは、キュアローズガーデンへの扉が開いた後でしたが、あの時点でも館長が種を見て「フローラの心が分かった」と宣言したら、これまでの事は水に流し、フローラは館長を受け入れたのだろうか、などとも思いました。
また、プリキュア各キャラの後日談は、もう少し時間を割いても良かったのでは、と思いました。キャラ・設定など、いろいろ優れた事が多かった作品なだけに、かなり残念な「締め」だったと言わざるをえません。
なお、二年間描かれた作品全体の感想はまた別途描きます。