GOGO第5話

 かれんの生徒会長話でした。現時点ではまだ三回しか見ていませんが、実はこの話の本質が分かりきれずにいます。かれん新技披露にあわせて作った「みんなの力も借りて頑張る生徒会長」話なのか、それとも、かれんの複雑な心境を描いた、今後の展開への伏線にもなる深い話なのか、現時点では判断がつきません。
 また、シロップが「甘井シロー」として、カフェテリアに就職(?)した話でもありました。

 冒頭、五人が空いている生徒会室を利用して、ドーナツ国王を復活させようとします。しかしながら、彼は寝たままでした。そうこうしているうちに、生徒会役員がやってきて、かれんに目安箱に届いた手紙を見せます。
 これは、前々から、かれんがやりたかった企画のようです。しかしながら、のぞみ達下級生はもちろん、こまちですらやる予定までは知っていても、実施までは知っていませんでした。今ひとつ告知に問題があるように思われます。
 一方、エターナル博物館では、先輩風を吹かせて横柄な口を聞くスコルプを、ブンビーが慇懃無礼にからかっていました。スコルプの器を見切ったような感じです。個人的な経験もあり、「ここでは自分が先輩だから」と、それをかさにきて威張る人は、このように扱われてしまうよな、と思いました。

 さて、今回は目安箱に寄せられた意見を、かれんが実現させる、という形で話が進みます。図書室に推理小説を増やせという意見が出れば、こまちに言って増やさせます。それくらいならまだ「生徒会長の仕事」と言えます。
 ところが、かれんの行動はそこに止まりません。投書があったからと、中庭に美術部の作品を展示するよう指示します。これだけでも「生徒会長」を越えています。ところが、かれんの行動はさらに上を行きます。なんと、花壇建設やカフェテリア行列解消まで手をつけようとするのです。
 一方、のぞみは得意のボケで、夜通し変な投書を書いて遅刻しそうになります。その話をした時、最初はみな、のぞみに呆れて目が点になります。そして、りんが、いつも通り突っ込みを入れます。
 ここまでなら「毎度おなじみ」ですが、そこからが違いました。りんは、直後に真顔になって、「大丈夫かな、かれんさん」と言います。
 りんの心配はもっともで、かれんのやっている事は、生徒会長ではなく、学園経営者です。ただでさえ、かれんは、通常の生徒会活動に加えプリキュアをやり、さらには医学部を意識した勉強もしなければならない立場です。それだけでも大変なのに、何が彼女をここまで駆り立てるのか、と思いました。また同時に、りんにこの台詞を言わせるタイミングが巧いことに感心させられました。
 もし今後、かれんがここまで無理をした原因を描く事があれば、それにいち早く気付いた、りんの感性も含め、今回の話はかなり深いものになると思いした。ただ、今後への関連性がなければ、単なる「生徒会長奮闘記」でしかないのですが・・・。
 そんな多忙な、かれんに追い打ちをかけるような投書を美術部員が名指しで目安箱に入れます。しかも、その原因にエターナルがかんでいたためか、目安箱がメルポにつながり、シロップが配達する、という大事になってしまいました。

 そのシロップですが、人間界の常識は運び屋の業務の範疇外なのか、平然と女子校に乗り込みます。ところが、それを見かけた、おタカさん=理事長も、特に意に介さず、シロップに店の手伝いをさせた後、ホットケーキで「餌付け」しました。
 そこに通りかかった、かれんが、シロップをみかけて驚き、即興で「シロー」と名付けます。ここでシロップの事をごまかそうとする、かれんの描写はかなり微笑ましく描かれていました。
 そして、肝心のシロップが運んだ手紙を見た、かれんは、美術部部室に行きます。この「部室」ですが、ちょっとした美術館並みの大きさと風格があります。ブンビーが美術館と間違えて収集しようとするのも無理ないかもしれません。それにしても、予算の豊富な学校です。
 そのまま、遭遇戦のような形でブンビーとの闘いになります。シロップは逃げる事を勧めますが、かれんは「美術部員に自分宛の手紙で頼まれたから」と言う責任感があるため、一歩も引きません。なお、言うまでもない事ですが、「美術部作品盗難事件の解決」というのは、生徒会長ではなく、警察がやるべき業務です。

 さて、そこに、のぞみ達が登場。まだ四人は変身していませんが、のぞみは「アクア」と呼んでいました。せめて自分が変身していない時くらいは、「かれんさん」と呼んでほしいものだと思いました。
 闘いのほうは、かれんの新技「サファイヤアロー」でブンビーを撃退しました。その後、シロップは、「あのまま一人だったらどうなっていたか分からなかった」と、一人で闘おうとした、かれんの行動を改めて批判します。
 ここで「みんなが助けに来ると思っていた」とでも言うと思いきや、「シロップがいたから、一人でなかった」などと煙に巻くような回答をします。さらにその後、四人に対し、「でも、みんなが来てくれて助かった。ありがとう」と頭を下げました。ここでの、かれんの言動は、「同じプリキュアの仲間に対して」ではなく、「生徒会長として、手伝ってくれた人たちに対して」という感じでした。
 そして、最後は、シロップが「甘井シロー」としてカフェテリアに就職した事を紹介した後、「生徒達からの、かれんへのお礼の手紙」の山が届きます。そして、その中には、かれんを中心とした五人の似顔絵がありました。
 絵柄が違うところを見ると、それぞれが自画像を描き、かれんについては、のぞみが描いた、といった感じです。かれんがそれを見て驚くと、こまちが微笑みかけ、それを受けて「手紙って素敵ね」と、かれんが微笑む、という形で話は終わりました。

 何度も繰り返して書きますが、かれんの今回の頑張り過ぎた行動が、今後の展開の伏線だとしたら、今シリーズはかなりすごい作品になるかと思いました。。
 さて次回は、りんの新必殺技披露となります。「ドーナッツ国王の目覚め」などは適当に流して、りんの描写に注力した話となることを願う次第です。

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