今回は、第2集第13話・第5集第47話をほぼ漫画通りに描いた後、第10集第97話を漫画の「声優紹介」を逆手に取った形でアニメならではのアレンジを加える、という構成でした。
一本目の「非通知」は、いくつかオリジナルのギャグが追加され、逆に本編オチの「午前2時の鏡を見て、未来の自分の頭を知り愕然とする臼井くん」がなぜか省かれていました。臼井くんネタを膨らますのが好きな最近の傾向からしては珍しい事だと思いました。
あと、一こまで片付けていた「動物の奇妙な行動」を細かく描いていました。ただ、そこで「風太くん」が「アライグマ」と表記されていました。まあ、あの「ブーム」は3年近く前ですから、もはや昔話なので仕方ないでしょう。
あと、「宇宙の真理」については、漫画掲載の絵にそのまま色だけつけて流した感じでした。こちらも、「村上ファンド」が何度も出てくるなど、「3年近く前」である事が伝わってきました。
また、「テレビ埼玉」もそのまま出て、しかもアップにまでなっていました。久米田氏もまさか、これを描いた時は、この局でアニメが流れるなど、想像だにしなかったことでしょう。
あと、オチの前で木津さんが「良くても悪くても自分の未来は知りたくないなぁ」と言ったあたり、今の彼女とは違います。これまた時間を感じさせられました。
二本目の「夢オチ」も、ほぼ漫画通りでした。ただ、夢の部分では、後で出てくる「荘子」ネタの伏線みたいな感じで、ずっと蝶が飛んでいました。また、「一線越え」は画像が伏せられ、「アンパンマンを刺殺するバタ子さん」は縁もゆかりもないものとなっていました。
あと、「遠距離恋愛の常月さん」では、漫画の「『グリオ』の看板の隣に観覧車つきドンキ店舗」という誤記が修正されていました。しかも、正しい風景にした上に、「風邪に改蔵」と久米田氏の前作をネタにする、という細かい芸を見せていました。ついでに、『グリオ』という名前も変えられていました。
また、これまで偽名や伏せ字になっていた「野球ネタ」でも、「私の夢には続きがあります」と語る「HARA88」のジャンパーを着た男が登場。さらには、「原監督」とも呼ばせるなど、そのものでした。「夢オチ」だからかまわない、という事でした。
個人的には、大阪の看板に対するスタッフのこだわりが一番印象に残った話でした。
三本目は、「親知らず」ネタでした。本編のほうは普通に漫画通りでした。しかしながら、漫画で使った「各キャラの声優紹介を入れる」というネタを逆手に取り、たびごとに「キャラ名・CV声優名」と入れて、本来の配役と異なる声優に演技させる、という趣向をやっていました。
ただ、これについては、率直に言って凝りすぎ、という感じでした。あと、入れ替わりの基準もよく分かりませんでした。