「キボウノチカラ」第6話

 夏木りんの変身回でした。
 仕事がうまくいかず、かなり消極的な状態になっている彼女の言動や動きが興味深く描かれていました。
 第2話で6人の現況が描かれていたときは、一番不本意なのは秋元こまちでは、と思っていました。
 しかし、今回の話を見たり、秋元こまちの地域活動の様子などをみると、むしろ、一番大変なのは、夏木りんなのかも、と思いました。

 念願のジュエリーデザイナーになったものの、社内コンペで入選がなく、上司に営業への異動を示唆されていました。
 今回の話で、夢原のぞみは大学出てから4年経っている、と明かされていましたから、彼女の社会人歴もほぼ同様です。
 業界の事は全然わかりませんが、デザイナーとしてやっていける岐路に立たされているように感じました。
 その事が手一杯で、シャドウとの闘いにも消極的な発言をしていました。
 そして、コンペの日に寝坊して慌てて乗ったタクシーの中でシャドウを見かけるものの、プリキュア仲間に連絡もしません。
 さらに、コンペそのものも失敗と、文字通り「いいところなし」でした。

 この状況で、夏木りんが頼ったのは、幼馴染かつ、中学を出てからもずっとつるんでいた夢原のぞみでなく、水無月かれんでした。
 ちょっと意外でしたが、夢原のぞみには、自分の弱みを見せたくない、という心境があったのかもしれません。
 一方、水無月かれんとは、プリキュア5結成直後に激しくやりあったという間柄です。
 もちろん、その後は問題なくプリキュアとしてチームを組んでいました。
 その2年間の経験から、こういう時に頼れるのは水無月かれん、と思うようになったのかも、などと思いました。
 それはともかく、水無月かれんの家で二人が見ていた「ダークナイトライト」の配信がパンパカパンを紹介し、それがきっかけで、二人は夕凪に行くことになりました。
 そして、日向咲と会話したあと、大空の樹に行きます。
 秋のオールスター映画にも出ていましたが、長いプリキュア史の中で、もっとも存在感のある樹木であることは間違いないでしょう。
 そこで改めて、夏木りんは、自分の現状を水無月かれんに話し、「自分はプリキュアになれないかもしれません」と弱音を言います。
 しかし、そこから戦闘が始まり、苦戦している水無月かれんを見たら、闘う意思が戻り、プリキュアに変身しました。
 闘いが終わり、変身した事をLINEで知った皆は喜びます。ただ、そんななか、芝居の稽古で滝川に叱咤されているため、携帯を見る余裕もない春日野うらら、という描写で次回への引きとなりました。

 最後にプリキュアにはなったものの、夏木りんの八方塞がり描写にはちょっと驚きました。
 今後、何かできっかけを掴み、ジュエリーデザイナーとして一定の実績を挙げる展開にはなるとさすがに思っていますが…。
 そのきっかけが何になるか、と気になっています。