漫画家の征海美亜(旧PN征海未亜)さんが逝去された、というニュースが流れてきました。
征海さんの代表作、「東京ミュウミュウ」は、自分のヲタ人生に多大な影響を与えた作品でした。
もともと、アニメから入ったのですが、ドハマリした結果、漫画の単行本もすぐに揃えました。
さらに、最新の展開を知りたくて、漫画喫茶で「なかよし」を読むようになりました。
しかし、それに飽き足らず、ついには「なかよし」を毎月購入するようになりました。
この年になって、「なかよし」を購読する事になるとは、と我なら驚きました。
アニメもそうですが、「東京ミュウミュウ」というのは、自分がハマった作品の中で、かなり異色です。
率直に言って、ストーリーに雑な部分が少なからずありました。キャラ描写でも受け付けられないものがいくつもありました。
しかしながら、なぜか作品には日々深くハマっていきました。
それだけ、キャラクターに独特の魅力があり、それが描き切られていたという事なのでしょう。
アニメが終了したあとも、漫画は続き、「東京ミュウミュウ あらもーど」という続編が一年ほど描かれました。
また、その後も短編集が出ました。巻末に、「この作品はスターシステムを使っており、ヒロインは藤原ざくろ、出てくる黒猫は猫化した桃宮いちご」という解説漫画が描かれました。
その漫画目当てで、本編はさほど関心がなかったものの、単行本を買ったものでした。
あと、この時期に発表された作品で、特に忘れられないものがあります。
当時、コミケに「企業ブース」が登場し、出版社も出展するようになりました。
その際、講談社は、自社の漫画家に短編マンガを描かせ、「同人誌」として発行しました。
そこに、征海さんは、「東京ミュウミュウ」のセルフパロを描きました。
その話においては、「白金と赤坂がキスをしているのを、歩鈴が目撃した」という逸話がありました。
「公式」がそれをやったのはかなりの衝撃でした。
余談ですが、この漫画に関するツイートをした縁で、素晴らしい方と相互フォローになることができました。それについても、征海さんには感謝しています。
そして一昨年、再アニメ化にあわせ、「東京ミュウミュウりたーん」が発表されました。
かつて闘ったエイリアン三人が共闘し、三人はカフェミュウミュウで働くようになる、という話でした。
絵柄もペンネームも変わったので、なにか不思議な感じではありますが、これが征海さんのミュウミュウなんだな、と懐かしさと嬉しさを感じたものでした。
今年の再アニメ化にあわせ、単行本も復刻され、そのカバーを完成させ、おまけマンガを途中まで描いていた、と報じられていました。
まさか、それが最期の作品になるとは思っていなかったでしょう。
7月から始まるアニメ二期も楽しみにしていた事でしょう。
それを見ることができなかったこと、大変残念に思っています。
長年ヲタをやっていましたが、「東京ミュウミュウ」というのは自分にとって本当に特別な作品でした。
今、自分のヲタ本業は「プリキュア」ですが、観るようになったきっかけは「東京ミュウミュウ」ファンの方に紹介されたからでした。
「東京ミュウミュウ」がなければ、今の自分はなかったわけです。
また、この作品のおかげで、ネットで多くの方々と知り合うことができました。うち何人かとは、リアルで出会い、一緒にアニメを見ながら語り合う、というヲタとして至福の時間を過ごすことができました。
それも、全て征海さんが「東京ミュウミュウ」という作品を創り出して下さったゆえです。
それだけに本当に感謝していますし、もう、新たな作品を読むことができない事を寂しく思っています。
あらためて、本当にありがとうございました。と征海さんにお礼を申し上げます。