「ヒーリングっど」第1話

 OP・EDを含め、色々と期待が持てた第1話でした。
 まず驚いたのは、花寺のどかの設定が、走れないほどの重病で手術を受け、やっと回復して退院し、これから学校に通う、という設定でした。
 もちろん、プリキュア史上初の設定です。
 また、舞台となる「すこやか市」は、温泉の湧く観光地のようです。古民家と思われる、花寺のどかの新居ともども、興味深い設定だと思いました。

 続いてのOPですが、変身前の姿を中心にしていました。これまでのOPのパターンは、日常→戦闘→プリキュアがポーズでした。
 しかし、今回は、戦闘中にも変身前の姿を描き、最後は変身を解いた三人で終わります。
 OPの締めが普段の姿、というのは、自分の記憶の範囲では史上初です。
 それだけ、プリキュアの日常描写に力を入れる、という意気込みなのだろうか、と思い、嬉しく思いました。
 本編では、これまで助けられた分、人を助けたいと思う、花寺のどかの想いと、妖精たちのプリキュア探索が交互に描かれます。
 そんななか、花寺のどかが、これからプリキュアになる平光ひなた・沢泉ちゆとそれぞれ初接触する、という逸話の挿入の面白いと思いました。

 そこから敵が現れて怪獣を出し、妖精の力でプリキュア初変身、というお決まりの展開になります。
 ここで非常に気になったのは、花寺のどかのパートナーであるラビリンの右足が倒れてきた樹の下敷きになる、という描写でした。
 はっきり言って、この話において、この展開は何ら意味をなしていません。
 実際、そこに現れた花寺のどかは、ラビリンを心配することもなく、樹をどけ、助けたラビリンに振り向きもせず、ラテを助けます。
 つまり、これ単体だと何の意味もないのです。もちろん、プリキュアの歴史でも、初変身の時に、妖精の右足が下敷きになった、などという事はありませんでした。
 自分の知る限り、仲間の右足が下敷きになったあと、初変身したキャラというのは、「魔法少女まどかマギカ」最終話の鹿目まどかしかいません。
 演じる声優さんは花寺のどかと同じ、悠木碧さんです。
 考えすぎかもしれませんが、オマージュなのでは、と勝手に喜び、視聴後に「まどマギ」のBDにおける該当画面を視てしまいました。
 次回予告でも、「病み上がりの転校生が体育の授業で走り高跳びをする」という、既視感のある描写が出てきます。
 「まどマギ」を見たときから、ずっと悠木碧さん主演のプリキュアを見たいと思っていました。それもあって、ついつい考えすぎてしまうのかもしれません。とはいえ、大変楽しいので、このたぐいの共通点に気づいたら、どんどん書いていこうと思っています。

 また、EDで朝昼晩、さらに四季を描いた、というのも印象に残りました。
 プリキュアのOPEDで四季を描いたといえば、「ドキドキプリキュア」のOPを思い出します。
 ついでに言うと、プリキュア一人に妖精が一人つく、という設定も「ドキプリ」以来、7年ぶりです。
 それだけに、あのシリーズのような名作になるのかも、と期待が持てました。

 過去シリーズや、同じ声優さんが主演した作品の事ばかり書いてしまいましたが、このシリーズ独特と思われる設定や世界観にも、もちろん惹かれています。
 今回のテーマは「人間に対する医療」と「地球に対する医療」と思われます。
 地球環境は本当に旬な主題ですし、実際に今の若い人にとっては特に深刻な問題です。また、人間の医療という点では、たまたま昨年秋に、自分の大切な家族が入院・手術をし、回想シーンの花寺のどかのように酸素マスクをつけた事がありました。
 それだけに、この二つの主題は、公私ともに興味深いものを感じています。
 というわけで、色々と脱線することが多々ありそうですが、例年以上に力を入れて感想を書けそうな予感がしています。
 次回も大変楽しみにしています。