「スタートゥインクル」第18話

 なかなか芽の出ない漫画家である、星奈ひかるの母・輝美に代原のチャンスが入り、連載を目指して頑張る、という話でした。
 それを、星奈ひかるを中心に、プリキュア達が手伝う、という展開でした。
 話のメインが、漫画界の業界ネタだったというちょっと珍しい話でした。

 今回のメインキャラである、星奈輝美ですが、大手商業誌でデビューはしたものの、一度も連載を獲得はしたことがありません。
 今回、急に読み切りの仕事が入った、という設定でしたが、要は連載陣で原稿を落とした人がいた、という事でしょう。そういう時に声がかかる、という立場です。
 しかも、担当編集者の追川夢男は、「作者が描きたいものよりも自分の描かせたいもの」という考えの持ち主で、星奈輝美の才能を引き出すことができません。
 彼を見ていて、「バクマン」でギャグ漫画を描かせた編集者の事を思い出したりしました。
 そして、プリキュア達がモデルをやったりして協力したにも関わらず、作者的にも商業的にも不本意な作品になってしまいます。
 しかも、会社の偉い人は、星奈輝美がいるところで、作品を大声でけなしていました。これを見た時は、先日「炎上」した某出版社がモデルなのだろうか、などと思ったりしました。
 その後、プリキュアの闘いに巻き込まれた経験もあり、次回作のネームは、プリキュアを模した漫画になりました。
 それを担当の追川夢男も認め、これで連載を取りに行く、という形になりました。

 今回、本筋以外のところで、いろいろ気になることがありました。
 いまだに登場しない、星奈ひかるの父については、仕事で世界中を飛び回っていて、年に一度くらいしか帰宅しない、という設定になっていました。
 「普段、親が家にいない」というのは、雪城ほのかからはじまる、歴代プリキュアではよくある設定です。
 ただ、星奈家のように祖父母と母親が同居、という設定は初めてかと思います。
 しかも、祖父母の名字は「星奈」です。一般的に考えれば、星奈ひかるの父の両親ですが、一年に一度しか帰ってこない息子と、その嫁である星奈輝美、孫の星奈ひかると三世代同居、というのはちょっと変だと思いました。
 しかも、漫画家としての名前も星奈輝美です。自分の知る限り、本名や本名に近いPNでデビューした女性漫画家の方が、結婚した時に戸籍名にあわせて名前を変える、という話は聞いたことがありません。
 それを考えれば、「星奈輝美」という名前で活動しているというのは、それがずっと本名だから、考えるのが妥当です。
 つまり、星奈春吉と星奈陽子は、星奈輝美の両親であり、星奈ひかるの父のほうが、結婚時に姓を変えた、という設定なのでは、と思いました。
 そうなると、先述したように、星奈ひかるの父が一年に一度しか家にいないにも関わらず、三世代同居を行う、という事も納得がいきます。
 今後の話で、この設定について明かされるのかどうかわかりませんが、非常に気になりました。

 今回、もう一つ気になったのは、天宮えれなと香具矢まどかの描き方でした。
 漫画制作においては、主人公男性とヒロインのモデルを頼まれ、「カップル」としてのポーズを取っていました。
 そして戦闘においても、二人でダンスのように手を組み、そこで回った遠心力を利用して、香久矢まどかが天宮えれなを投げ、ノットレイに急襲をかける、という新技を披露していました。
 数日前に、6月下旬から、ブルーキャットが五人目のプリキュア「キュアコスモ」になるという公式発表がありました。
 おそらく、彼女は、星奈ひかる・羽衣ララと同い年という設定になるでしょう。それだけに、「上級生コンビ」を目立たせるようになっているのかも、などと思ったりしました。

 そして、話が終わったあと、故郷に帰ったブルーキャットが描かれていました。
 あと三話で新プリキュア登場です。来週からしばらくは、それが軸になるのでしょう。
 変身までの二話でどこまでブルーキャットの為人が描かれるのか、楽しみにしています。