Princess第35話

 カナタが記憶喪失という設定で再登場した話でした。
 その「記憶を取り戻す」という事を主題に話が進みます。
 そのための「アイテム」は紅城トワのヴァイオリンと、春野はるかと初めて会った場所で、そのあたりが軸となっていました。

 とりあえず、一番印象に残ったのは、ヴァイオリン攻防の錦戸の所にいた、カナタが皆の姿を見たときの第一声が「いらっしゃいませ」だった事でした。
 まだ、こちらの世界に来て二週間ですが、すっかり「店員」ぶりが板についています。
 錦戸は、どちらかと言うと、職人的な感じでヴァイオリンを教えたり売ったりしていると思っていたのですが、このような「教育」をするところを見ると、意外に商売上手タイプだったのかも、などと思いました。
 その後は、ひたすら、カナタの記憶を取り戻すための奮闘となりました。
 自分世代ですと、「記憶喪失をなおす」と言えば、「頭をぶん殴る」が定番です。特に、前々回におけるミス=シャムールの無双ぶりを見ただけに、彼女があの猫パンチ棒で頭をペシッと叩き、それであっさり記憶が戻る、などという場面をついつい想像したりもしました。
 もちろん、プリキュアでそれはさすがにありませんでしたが…。
 そのもどかしい状況の中、戦闘が行われました。
 闘いが終わり、紅城トワが悲しみ続けながら、何とか「お兄さま」と呼ぶ事の許可を貰っていました。その一方で、春野はるかはかなりポジティブでした。そして、最後には、「今日からまた友達になろう」と言ってカナタと握手していました。
 このあたり、彼女の「明るさ」と「強さ」が上手く描かれていると思いました。

 海藤みなみ・天ノ川きらら・七瀬ゆいは脇に回っていました。そんななか、天ノ川きららが、プリンセスパレスを見せて、記憶を呼び覚まそうとするアロマとパフに的確にツッコミを入れていたのは印象に残りました。
 あと、秋服でも、彼女は肩を出していました。これまでの服もそうですが、私服では必ず肩を出しています。こだわりを感じると同時に、これからの季節、肩が冷えないかと心配にもなりました。
 敵方については、「集めた絶望の行方」に気づくことできっちり存在感を出したシャットと、登場シーンで妙なポーズを取るようになったフリーズとストップなど、それぞれ見せ場が描かれていました。

 次回は、海藤みなみが「海の生き物のお医者さん」と出会う話です。
 彼女の将来の夢などを決める話になるのでしょうか。いろいろ気になります。