新敵キャラ・トワイライトの初登場作でした。
プリンセスプリキュアの「強く、優しく、美しく」に対し、「気高く、尊く、麗しく」という概念を持つなど、「宿敵」として設定されているようです。
その彼女の設定・為人がひと通り描かれていた話でした。
同時に、当面のメイン敵キャラになると思われるシャットの描き方が印象深い話でもありました。
冒頭、黄昏時の学園の草原で、仮面を付けてヴァイオリンを弾くトワイライトと、その音色と彼女の美しさに感銘を受ける春野はるか、という二人の出会いから描かれます。
新キャラの衝撃的な登場場面だったわけです・ただ、仮にこれが美少女でなく中年男性あたりだったら、「不審者が学校に侵入して奇行」でしかないのでは、と思いました。
それはともかく、トワイライトは、最初は春野はるかに正体を隠してヴァイオリンを教えるなど、好意的に接します。
あとで正体を明かしたあとにその理由を尋ねられたら「戯れよ」と言っていました。
ただ、戦闘時は思いっきり見下した態度をとっていたのに対し、このヴァイオリンを教えた時は、そのような態度はなく、「初心者に優しく教える熟練者」という感じでした。
このへんの真意は、今後明かされていくのでしょうか。
一方、そのトワイライトの戦闘ですが、ドレスアップキーとよく似た黒いキーを取り出し、それを、シャットにさします。すると、シャットがパワーアップし、普段より強力なゼツボーグを生み出す、という形になっていました。
真の力を発揮するのは、しばらく先、という事なのでしょうか。
トワイライトについては、お披露目回という感じで、設定を含めた概要が語られ、本人の人となりは今ひとつ分からないままでした。
それに対し、シャットはかなり深いところまで描かれていました。
ディスダークにトワイライトが現れた際、正体を知らずに攻撃するのですが、その時点ですでに、その美しさに感銘を受けていました。
そして、彼女がディスピアの娘と知ってからは、絶対的な忠誠を尽くします。
当初は、自分がクローズの二の舞いになることを心配していたのですが、今回の戦闘で敗れた時は、「せっかく、トワイライト様にお力をいただいたのに…」と、彼女に対する申し訳ない気持ちを表に出していました。
冷血キャラのような外見でしたが、前回、遠回しにクローズの死を悼んだ事も含め、以外に、情にあついキャラのようです。
クローズの前例を見ると、いつかは彼にも退場の日が来るのでしょうが、その時は、トワイライトへの忠誠を全うする形になるのだろうか、などと思いました。
一方のプリキュア側ですが、トワイライトに「一目惚れ」して、ヴァイオリンにハマった春野はるかを、皆が優しくサポートします。
最初の演奏の下手さに変身が戻るほど衝撃を受けたミス=シャムールも、見捨てることなく、「基礎の基礎から特訓」と言っていました。
その後、トワイライトのアドバイスもあって、急速に上達したわけですが、おそらくは、シャムールの特訓も役立っていたのだろうな、と思いました。
また、チームに七瀬ゆいが加わった結果、これまでの海藤みなみと天ノ川きららによる「上からのサポート」のみならず、「横からのサポート」も加わり、ますます、春野はるかの「プリンセス修行環境」が充実したように思えました。
これにさらに、トワイライトによる「敵方からのサポート」も今後加わっていくのだろうな、などとも思いました。
あと、今回の戦闘では、天ノ川きららがトゥインクルハミングで作った星に春野はるかが乗って攻撃する、という描写がありました。
新アイテムのよって新たな技を得た後、それまでの初期必殺技を、このような形で使う、というのは面白いと思いました。また、視覚的にも、この「トゥインクルハミングに乗った春野はるか」は印象に残るものがありました。今シリーズには充実した描写が多いのですが、これもその一つだなと思いました。
トワイライトに関しては、とりあえず「顔見せ」でした。今後、彼女の色々な能力・内面・人柄が描かれていくのか、楽しみです。
次回は、春野ファミリーが登場します。話において重要なのは、妹の春野ももかのようです。
「妹がいるプリキュア」は過去4人いました。しかしながら、花咲つぼみの妹は乳児で、夏木りんと緑川なおの妹は、弟(たち)とセットという感じで、一個人として描かれる事はほとんどありませんでした。
それを考えると、「プリキュアの妹が重要キャラとして描かれる」というのは、日向みのり以来、9年ぶりという事になります。
春野はるかを始めてみた時、眉毛の形が日向咲と同じだな、というのが第一印象でした。それだけに、妹という共通点もある事に驚いています。
その春野ももかがどんな活躍をするのか、また、どら焼き職人と思われる、父親の春野いぶきが、どのような事をするのかも、大変楽しみです。