Princess第9話

 海藤みなみ話でした。
 前回の続きで、ノーブルパーティが開催となります。そこで、海藤みなみは、完璧な生徒会長ぶりをみせ、パーティーを仕切りました。
 その一方で、「実はお化けが苦手」という設定が明かされます。
 それをつかれて戦闘で苦戦するも、春野はるかの助けでその苦手意識に耐えて勝利しました。
 最後に、再開したノーブルパーティで、海藤みなみが「お礼」をする、という締め方になっていました。

 前半部分である、海藤みなみのパーティーの仕切りにおいては、細かい所も含め、彼女の優秀さを描いていました。
 さらに、それを褒められた時に、家族の話をして「自分はまだまだ」と謙遜するあたりも、その人柄をうまく描いていました。
 それだけだと、非の打ち所のない完璧超人なわけですが、そんな彼女にも苦手なものがあり、それを怖がる姿を見せる、という一面があります。
 その「お化けが怖い」でしたが、その由来の説明、怖がり方、それを見た周囲の反応ともども、非常に嫌味なく描けていると思いました。
 まだまだ6分の1が過ぎただけですが、現時点で見る限り、かなりキャラに愛情をもって描いていると感じました。

 闘いの途中、お化けが怖くて座り込んでいる海藤みなみに、春野はるかが、手を握って元気づけます。その後、再びお化けが出てきた時、二人は手をつないで闘っていました。この描写を見た時は、「プリキュアの原点」という感じがして、嬉しく思いました。
 また、最後の、海藤みなみが、「ナイトさん」と呼んで、春野はるかとダンスをし、「これからも時々は助けてね」と言った、というのも、上手い終わらせ方だと思いました。
 あと、この二人の描写ですが、春野はるかが転びそうになるやいなや、即座に助けたあたり、常に気遣っている、というのが伝わってきました。
 また、生徒会の面々に、常に春野はるかの事を色々と語っている、という逸話をさりげなく入れた、というのも巧いと思いました。

 一方、今回の話は、一般人キャラの描き方も、色々と楽しめました。
 入場時の、風紀委員長・如月れいこの、春野はるかに厳しいことをいったあと、パフにはデレデレの表情を見せる、というのも楽しめました。
 また、謎のバーテンダーぶりをみせた、寮母の白金さんも印象に残りました。このキャラ、どんな秘密が隠されているのでしょうか。
 そして、今回の新キャラの一人・今川は妙に印象に残りました。容姿が「ハンターハンター」のパリストンとえらくよく似ているのですが、今後、彼のように、生徒会をひっかきまわすような展開になるのだろうか、と気になりました。
 また、今回脇にまわった天ノ川きららですが、少ない出番の中で、上手いツッコミを見せたり、初対面の七瀬ゆいに気遣いをみせるなど、存在感を出していました。
 あと余談ですが、今回のパーティーは、料理部が食べ物を作り、映画部が記録し、設備トラブルは生徒会が対処するなど、「バーテンダー」を除けば全て生徒が行なっている、という設定になっています。ならば、会場の裏には皿洗い部員がいて、下がってきた皿を洗っているのだろうかと、元業界人として気になってしまいました。

 次回は、「第四のドレスアップキー探し」話のようです。
 映像の雰囲気からすると、ギャグ回かと思われます。特に、寮母の白金さんが気になりました。
 どんな話になるか、今から楽しみです。