天ノ川きららの初変身話でした。
彼女の仕事に対するプロ意識と、独特の物の考え方が軸となっていました。
一方、春野はるかと、海藤みなみは、妖精ともども、その奔放さに振り回されます。
そのため、四人が揃って「エー!?」と驚く、という描写が何度も出てきた話でもありました。
天ノ川きららの個性は面白く描かれていました。その一方で突っ込みどころが多々あった筋立てでもありました。
冒頭、雑誌の表紙になっている天ノ川きららに、春野はるかが熱心なファンである事を話し、海藤みなみに、ノーブル学園の生徒だと知らされ、驚くところから始まります。
そんな有名なモデルなら、入学した時点で大いに話題になり、ファンである春野はるかが指摘されるまで、同じ学校にいる事を知らない、というのは相当ありえないのでは、と思いました。
さらにその後、休み時間にプリキュアの話をしようとして断られ、放課後に教室に行ったところ、クラスメートに夢が浜の町に出ている、と言われ、バスで追いかけます。
さらに夜には外出許可を貰ってファッションショーを見に行くわけです。
別に、一刻一秒を争って、天ノ川きららを三人目として迎え入れる緊急的な必要性があるわけではありません。
ならば、彼女を追いかけるよりも、作戦を練って、寮に戻ってきたところで交渉するべきなのでは、と思いました。
このあたり、作っている人が全寮制の設定を忘れているのでは、などと思いながら見ていました。
他にも、休憩時間にモデルである天ノ川きららと、観客である春野はるかが簡単に接触できたり、怪我をしない事を再優先しなければいけないモデルが、重機を操作してゼツボーグを攻撃するような危険な事をするなど、かなり引っかかる点が多かったストーリーでした。
ただ、天ノ川きららののキャラ描写は、色々と面白いところがありました。
過去三話では、一話につき一コマしか出番がなかったわけですが、その僅かな出番が、今回とうまく繋がっていたと思いました。
また、海藤みなみに対抗意識を燃やす一方、春野はるかには、気軽に接するという感じで、二人に対する見方が違っている事を面白く描いていると思いました。
そして最後に、プリキュアに一度は変身したものの、仕事優先という理由で共闘は拒否する、という展開も斬新でした。
彼女ならではの強烈な性格が分かりやすく描かれていたと思いました。
ところで、今回の舞台設定ですが、学園のある島から長い橋を渡って「本土」に行き、そこには開閉式ドームがある、となっていました。
これを見た時は、学園の場所のモデルは志賀島で、海の中道を渡って福岡市に行き、福岡ドームでファッションショーをやっていたのだろうか、と思いました。
まあ、橋の形も、ドームの正面も、それとは異なるのですが…。
いずれにせよ、福岡を連想した事もあり、一度くらい、九州を舞台にしたプリキュアをやるのも面白いかも、などと思ったりしました。
次回は、天ノ川きららが仲間になる話のようです。
前段として、春野はるかが彼女の仕事にくっついて、その忙しさを体験する、という筋立てのようです。
その交流のなかで、天ノ川きららが考えを変えるのでしょうか。そのあたりが、どのように描かれるのか、楽しみです。