大森ゆうこがイノセントフォームに初変身した話でした。
といっても、前回の白雪ひめや、32話の氷川いおなのように、何か特別な経験をしたとかいう事は一切ありませんでした。
家業の手伝いである弁当配達をいつも通りやっていただけです。強いて真新しいことと言えば、ハニーキャンディーの作り方を公開したくらいでした。
つまり、その気になれば、ずっと前からイノセントフォームに変身できたけれど、何となくやっていなかっただけ、という事だったのでしょう。
そのような、大森ゆうこの超然的な強さが描かれていた話でした。
話の前半は、大森ゆうこの配達業務を、三人が手伝うという描写でした。
弁当を購入した人は、有名モデルから、締切に追われた漫画家まで、みな同様に喜びます。
唯一、厳しい物言いをした、豪邸に住む老婆・三ツ谷のぶこも、実は「ツンデレ」で、一人でいるときは、弁当を心待ちにしていた、というほどです。
大森ゆうこ同様、おおもりご飯の評判も圧倒的、という事なのでしょうか。
あと、田植えの時と同様に、ドサクサに紛れて、三人に商売の手伝いをさせるという手法も巧妙でした。
このハピネスチャージプリキュアチームは、戦闘時などのリーダーは氷川いおなですが、肝心な所を動かしているのは大森ゆうこ、という事なのでしょう。
戦闘のほうですが、普段は比較的相手との直接的な接触が少ない彼女ですが、今回は、テレポートなどの技は使わず、打撃技が中心でした。
これも、戦闘においても、オールマイティーである、という事を描きたかったのだろうか、と思いました。
さらに、敵に対してもその圧倒的なハイスペックぶりを見せるような描写がありました。
途中、チョイアークが、おおもりご飯の弁当を食べて幸せに浸る、という描写がありました。
普通に考えて、彼らが店に買いに行くとは思えません。あれなども、もしかした大森ゆうこがプレゼントしたのでは、などと思いました。
さらに、敵幹部であるホッシーワにも、「美味しいものが好きな貴女ならわかるはずよ」と、呼びかけていました。
この台詞も、「改心をもとめる」というよりは、「一致点を見つけ出して共感を得る」というような、一段上の「敵に対する呼びかけ」だと思いました。
先日発売の漫画版を読んだ時も思ったのですが、ここまでスケールが大きいと、本当にただのプリキュアなのか、とまで言いたくなります。
新EDでの名前が出る順番が、彼女から始まるのも何かの伏線なのか、とまで考えてしまいました。
今後、彼女がどのような役割を担っていくのだろうか、と気になりました。
次回は愛乃めぐみの誕生日話で、前回失敗したイノセントフォームについに目覚める話のようです。
今月号の漫画版のラストを見ると、愛乃めぐみの今後に何か含みがあるように思われました。そのあたりが描かれたりするのでしょうか。