久々の、真琴の芸能活動話でした。
どうやら、7月は「亜久里が、四人を指導して、実力をアップさせるシリーズ」のようです。前回がマナ編で、今回が真琴編、という感じでした。
ただ、前回同様、亜久里を目立たせるために、既存キャラの能力が著しく減殺されており、全体的にかなり違和感があった話となってしまいました。
今回、キュアエースの名前が円亜久里であること、および小学四年生である事が明かされました。
変身すると年齢が変わるというのはプリキュア史上初です。そのミンキーモモやクリィミーマミ的な設定、そして「まどか」という苗字、さらには変身中の影絵および「ボンボン」と炎が出るあたりの描写が劇団イヌカレー風だった事から、彼女のコンセプトは「魔法少女なプリキュア」なのだろうか、と思いました。
また、セバスチャンの作った桃のロールケーキを食べた時の心情表現や口にクリームをつけたまま熱弁するあたりは小学生っぽさがありました。
一方で、ロールケーキに対する言い回しは、初期の「美味しんぼ」のようでした。前回の「愛をとりもどせ」ともあわせ、このあたりには80年代の雰囲気を感じました。
また、セバスチャンの能力の高さを、理路整然と語るあたりも、小学生離れしていました。
基本的な精神年齢はキュアエースだが、たまに小学四年生の子供っぽさも出る、というキャラなのだろうか、と思いました。
そのあたりの設定は色々興味深く見ることができました。ただ、話の主題である、「真琴が歌手引退を考えるも、最後は撤回する」に関する描写については、かなり違和感がありました。
まず、「前日のTVにおける真琴の歌がベストでなかった」という事を亜久里だけが気づいて、マナやダビィが気づかなかった、というのは無理があると思いました。
また、引退宣言をした真琴を翻意させるためにマナ・ありすが取った行動は、ギャグとしては笑えました。しかしながら、真剣に悩んでいる真琴の気分を逆なでするようなその行動には、強い違和感がありました。
そして結局、真琴は、アイちゃんの力により、王女と会話し、その励ましで考えを180度変えて引退を撤回します。マナ・ありすのズレた行動はもちろん、ダビィの説得も何の意味もなさなかった形になってしまいました。
ついでに言うと、アイちゃんにそんな能力があるならば、なぜ岡田とともに身を隠す前に、王女と真琴と会話させなかったのか、というのも引っかかりました。
前回の戦闘シーンでもそうですが、新キャラである亜久里および「彼女の指導を受けるプリキュア」を目立たせようとした反動で、他のキャラの扱いが雑になってしまっているように思えます。
その結果、話全体のバランスも崩れてしまっているのでは、と思いました。
しかしながら、次回はここ2話とはかなり趣が違うようです。何しろ、セバスチャンがコミューンを開発して「キュアセバスチャン」に変身する、という話です。
しかも、「ニューヒロイン」としてマーモの変装と思しきキャラまで出てきます。一体、彼女は何をするのでしょうか。
本編が少々残念だったこともあり、予告がより一層印象に残りました。
どんな話になるのか、今から大変楽しみです。