DokiDoki第25話

 「主役」がセバスチャンとマーモという、ギャグ話でした。
 その発想の大胆さと、ギャグセンスの鋭さに大いに笑い、かつ感心させられた話でした。
 普通の人間である壮年男性が科学の力でプリキュアに変身し、さらにその変身アイテムが、取り違いで敵の女幹部の手に渡り、その女幹部が変身して敵味方問わず暴れまくったわけです。
 こんな筋立て、よく考えつくものだと感服させられました。

 とにかく全編で、鋭いギャグセンスを感じさせられました。
 まず、ロゼッタリフレクションに失敗した、ありすがロボット相手に練習します。そのロボットが「拳が曇っておるわ!」などと言いいます。さらに、壁の掛け軸には「逆襲」と書かれていました。
 このような、細かい所で笑いのツボを刺激するネタが、今回は随所に散りばめられていました。
 続いて、地下研究所で「人工コミューン」を開発したセバスチャンが、「キュアセバスチャン」に変身します。
 そこで、新たに得た力を試すのですが、驚異的な力に喜ぶことなく、冷静に体へのダメージを分析する、という所が、切れ者である彼らしさを感じました。
 続いて、なぜかセバスチャンは滝に打たれます。そして一瞬ですが、赤フン姿を披露しました。「ハートキャッチ」のクモジャキーに続く「ふんどし一丁姿」です。
 その時も思いましたが、プリキュアが水着姿を披露してはいけない(除・蒼乃美希)が、オッサンがフンドシ一丁の姿を晒すのはいい、というプリキュアのドレスコード(?)基準を不思議に思いました。
 そこに、大きな化粧品箱を持ったマーモがマイナスイオンを浴びに現れます。
 なぜかわかりませんが、セバスチャンのコミューン入れとマーモの化粧箱がここで入れ替わってしまいます。四葉財閥といえば、ありすの空手着にすら家紋(?)を入れているのですが、なぜか人工コミューンの箱にだけ、その家紋が印刷されていません。
 その「なんでやねん!」と突っ込みたくなるような、「ご都合主義的ボケ設定」も楽しめました。
 そして、マーモが人工コミューンの力で変身するのですが、その姿が、キュアパッションと似ていたのも印象に残りました。

 続いて、デパートでの闘いとなります。本日二人目のジコチューが出てくるのですが、このジコチュー、付け入られた「欲求」が「デパートの試食で好き放題食べたい」なのです。
 ベースになった男は、普通の中年男性ですが、もしかして、普段はそこそこの社会的地位があり、試食をすることに抵抗でもあったのでしょうか。
 そのセコいジコチューとの闘いのさなか、変身したマーモが現れます。そこでの口上がまた笑えました。特に、「キュ」と言いかけて、「キュア(プリキュア)」はまずいと思い直し、「キューティーマダム」なる、バランスの悪い名前を即興で名乗った、のも笑えました。
 さらに、それを聞いた、ありすの「どこかの奥様ですか?」および、六花の「いやいや、マダムでなくてマーモだし」および「突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込んでいいか分からない」といった台詞も絶妙でした。
 また、この勝負が終わった時、「キューティーマダム」がグーラに勝ち誇ります。これは、前回、彼らに言われて王女探しに行かされた際の「おぼえてらっしゃい」と繋がっており、上手いと思いました。

 その後も、マーモの「やらせ」的な「名声の作り方」や、それを利用しての「美容院をタダで使う」などといった、「歪んだ正義の味方ぶり」も楽しめました。
 そのマーモにセバスチャンが甲冑姿で挑むのですが、元々戦闘能力がある上に、人工コミューンの力を得ている相手に対し、攻撃を盾で受けるなど、善戦しました。このような形でセバスチャンの強さを描く一方、「やらせはせん、やらせはせん」などというガンダムパロを使った所も感心させられました。
 一方で、ありすがセバスチャンに幼少時から世話になった事を詫びるのですが、その中に「お化け屋敷で怖がっていたらお化けを追い払った」などという奇行がさりげなく織り込まれているところにも、センスの高さを感じました。
 さらに、最後のマーモの捨て台詞が「このキャラ、結構気に入っていたのに」と、最後まで笑いを取ることの忘れない戦闘になっていました。
 あと、ラストの、ありすとセバスチャンの会話も、温かみがあると思いました。

 とにかく、今シリーズ屈指といえるギャグ回でした。設定からセンスまで、隅から隅まで楽しめました。
 またもう一回くらい、このような笑える話を見たいものです。
 次回は、六花が記憶を失ったイーラとと交流する話です。第4話で、イーラがキュアダイヤモンドの容姿を好意的に表現し、マーモに「惚れたの?」とからかわれる一幕がありましたが、もしかしてこの伏線だったのでしょうか。
 今回同様、これまでにない敵キャラとの関わり方です。それに、六花がどのような言動をとるのか、今から大変楽しみです。

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