DokiDoki第22話

 レジーナの心理描写が印象に残った話でした。また、それを伝えるための、周囲の環境設定も上手いと思いました。
 また、新キャラ・キュアエースの登場話でもありました。

 冒頭、奪い返したアン王女の「復活の儀式」から始まります。六花の提案で、定番の「王子様(=岡田)とのキス」という事になります。それを聞いた時の真琴の描き方が面白いと思いました。
 そして、プリキュア四人にレジーナ・セバスチャンが見る中での「公開キス」となります。
 マナは手で顔を覆いながら指の隙間からのぞき、六花はちょっと顔を逸らしながら注視し、ありすはセバスチャンに目隠しされ、真琴は先ほどの表情のまま身構え、レジーナはなんだかよくわからない、という感じで普通に見ています。
 このあたりの描き方も非常に楽しめました。
 しかしながら、結局氷ごしでのキスでは何の解決にもなりませんでした。
 すると岡田は、なぜか氷漬けのアンおよびアイちゃんを連れて、プリキュア達にも行き先を明かさずに姿を隠します。
 真琴は不審に思いますが、六花の説明でとりあえず納得した、という感じでした。

 五人は外に出ますが、前回「勘当」されたレジーナは落ち込んでいます。そのレジーナに対し、まず真琴が前回マナを助けたことの感謝と、友誼を伝えます。これにはマナも大喜びでした。
 続いて、六花・ありすも同様に友誼を伝えます。レジーナの表情は冴えないままですが、マナは「レジーナはパパが好きなんでしょ」と言い、キングジコチューと仲直りできる、と言います。そして、帰る所のなくなったレジーナを、マナは自宅に招待しました。
 マナがレジーナを泊めることを家族に願って頭を下げると、レジーナも一緒に「お願いします」と頭を下げます。
 当然ながら、健太郎・あゆみ・宗吉は快く了解します。そして、健太郎は寂しそうなレジーナの表情を見て、元気づけるために食事をふるまいます。
 健太郎の十八番のオムライスを食べたレジーナは「美味しい!」と喜びます。それを見て、恒例の、健太郎と宗吉のナンバーワン論議がはじまります。それに、あゆみののろけも加わって、皆で笑います。
 それを見たレジーナは、「不思議、胸がポカポカする」と心の中でつぶやきます。しかし、続いて、「でも、なんだろう、胸が苦しい」とも思いました。そして、画面では、この家族団らんを別世界のように感じるレジーナ、という感じの描写がありました。

 そして夜になり、レジーナは寝間着に着替えて、マナのアルバムを見ます。それを見て「マナ、可愛い。あたしの次にね」言うなど、元々の性格が変わっていない所を見せます。
 また、自分には父親であるキングジコチューとの想い出がない、とも言いました。おそらくこれは、レジーナの設定における伏線なのでしょう。
 そして、レジーナはロフトで寝ますが、寝付けません。しばらくすると、「一緒に寝てあげる」と言って、マナのベッドに入ります。ちょっと驚いたマナですが、当然ながら快諾しました。そして、手を繋ぎ、二人共幸せそうな寝顔で、寝入りました。

 翌朝、健太郎の運転する車で、五人は海辺にピクニックに行きます。
 そして、砂浜でバレーボールをしたり、砂の城を作ったり、それをレジーナが水をかけて壊そうとしたり、などと五人で遊びました。
 このあたりの五人の描写も非常に微笑ましく、印象に残りました。
 そして最後に、記念撮影となりますが、タイマーをセットして走ってきたマナが転びます。すると、即座に健太郎が反応し、マナを助けました。
 それを見たレジーナは、「わたしも、パパとこんなふうに想い出を作りたい」と言います。そして昨晩の夕食の時と同様、「皆と違う世界にいるレジーナ」が描かれ、心の中では「胸がポカポカする。でも…苦しい…」と心の中でつぶやきました。
 この、マナと健太郎を見て、自分とキングジコチューの親子関係に思いを馳せる、という描写も上手いと思いました。

 その直後、ジコチュートリオが現れ、レジーナに帰るように言います。それに対し、レジーナは「今はイヤ」と言いました。
 そこから闘いが始まります。数的にはプリキュアのほうが一人多いのですが、ジコチュートリオのほうが、優位に闘いを進めます。これが、現時点での実力差という事なのでしょうか。
 そして、マナが攻撃を受け、それを見たレジーナは駆け寄ろうとします。するとそこに、キングジコチューが現れました。
 と言っても復活を遂げたわけではなく、自らの幻影を作り出したとの事でした。これまで出来なかった事をやってのけた、という事は、それだけレジーナに逃げられた事を気にしていた、という事なのでしょうか。
 そして、前回とはうって変わったやさしい口調で、「勘当」についても、レジーナに謝ります。
 さらに、レジーナの複雑な心情についても言及し、「それはお前の心に愛が目覚めたからだ」と理由を説明します。
 その上で、ジャネジーを受け入れろ、と言います。それをレジーナは特に拒否することなく、受け入れました。
 すると、人間をジコチュー化する時のように、レジーナの心が黒く染まります。その時、レジーナの心には、マナとの楽しい想い出が浮かびましたが、ジャネジーとともに消えてしまいました。そして、レジーナは、ずっと感じていた「胸のズキズキ」が消えるのを感じます。
 そして、レジーナの瞳は再び紅色になります。同時に、服装のカラーリングも変わり、頭のリボンは紫になりました。
 これをカラーリングを見た時は、「サムライスピリッツ」の赤ナコルルと紫ナコルルを思い出したりもしました。

 そして、マナ達の前に降り立ったレジーナは、「あースッキリした」と言い、マナ達を攻撃します。
 マナ達が呼びかけても、「もう騙されない」などとしか言いません。
 そして、これまで以上の攻撃力で四人を圧倒し、変身も解けてしまいます。
 続いて止めを放とうとするのですが、そこに唐突に新プリキュア「キュアエース」が現れ、その攻撃を防ぎます。ここで、次回への引きとなりました。

 前回の予告などを見ると、いかにも「レジーナがキュアエースになります」みたいな感じでした。自分もそうなるだろうな、と思っていましたが、同時に「このままレジーナがプリキュアになると、いろいろ無理が生じるな」とも思っていました。
 それゆえに、今回の「キュアエースはレジーナでなかった」というのを知った時は、驚くと同時に、安心しました。
 その「このままレジーナがプリキュアになっては…」と思った理由として、「敵であるレジーナ」と「マナの友達であるレジーナ」という相反した設定がまだまだ描ききられてなかった、というのがあります。
 そういう意味でも、今回の「レジーナはマナと過ごすことを楽しむ一方、胸がズキズキし、違和感がある。それをキングジコチューにジャネジーを与えられると『スッキリした』と喜んだ」というのは、面白い描き方だと思いました。

 今回の話は、プリキュア側から見れば、「レジーナは邪悪な心を植え付けられた」となります。
 しかし、キングジコチューから見れば、「よからぬ連中と仲良くなった娘を見てブチ切れたら、家出された。そこで、自ら態度を改め、接し方も改善した結果、娘の更生に成功した」となります。
 実際、マナたちと楽しく過ごしていたレジーナは常に一方で、「胸が苦しい」と感じていたわけです。
 これも、キングジコチュー側からの視点で見れば、「不良仲間と遊んで楽しんでいる間も、常に『良心のうずき』があった」となるわけです。
 そのあたりの描き方が面白いと思いました。
 そして、これまでの「敵であり、キングジコチューを慕いながらも、マナとの友情を構築」が一旦精算されたわけです。
 今回の伏線にあったように、レジーナとキングジコチューは「本当の親子」ではないようです。そのあたりも含め、どのような形でマナとの友情が再構築されるのか、楽しみです。

 次回は、今回のラストで初登場したキュアエースのお披露目回になりそうです。そんな中、レジーナを失ったマナの描写がどのようになるのか、そのあたりも楽しみにしています。

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