DokiDoki第4話

 ありすの初変身話でした。ありす本人はもちろんですが、その忠実な執事・セバスチャンならびに、彼女の家である四葉財閥の異常なまでの強大さが、衝撃的なまでに描かれた話となっていました。

 冒頭、小学校時代の回想シーンから始まりました。双子の少年たちに、ありすがいじめらている所に、マナと六花が助けに来る、というものです。
 三人は小学校は一緒だったが、ありすは別の中学に行った、という設定ならびに、その頃の三人の位置関係を伝えていました。
 続いて、ありすの家が描かれます。前回、ランス不在を公園で驚いている二人の前に、ありすが現れる、という引きでしたが、そこから皆で、ありす邸に向かったようです。
 まず、六花が「今月のお茶会は来週でしょ」と切り出しました。中学校は別々ですが、この三人のつきあいは、中学進学後も変わっていない、という事のようです。
 続いてマナが「話って何?」尋ねると、ありすは単刀直入に「もちろん、プリキュアのことです」と言い、二人は飲んでいたお茶を吹き出しそうになりました。
 そして、二人がなぜそれを、という感じで尋ねると、ありすはセバスチャンに声をかけます。
 セバスチャンがリモコンを操作すると、空いている椅子がせり上がり、その下からお茶とお菓子を食べているランスが登場しました。
 前回、皆に置き去りにされた事に気づいたランスが、皆を探しに街をさまよっている際、偶然セバスチャンの車で通りかかった、ありすに保護された、という顛末だったとのことでした。
 すっかり、ありすに懐いているランスを見て、妖精二人は、プリキュアの秘密をしゃべった事を批判します。
 すると、ありすは「このコを責めるのはお門違いですわ」と言って再びセバスチャンに声をかけます。
 セバスチャンがまたもやリモコンを操作すると、窓に次々と覆いがかかり、さらに部屋の電気が消え、スクリーンが天井から降りてきます。
 そして、第1話でのマナの初変身映像が流されました。クローバータワーの防犯カメラに写っていた、とのことでした。
 この「マナが自分の初変身シーンの録画を見る」というのを見た時は、漫画「デビルマン」で飛鳥了が不動明の初変身をテレビで全国に流す」というシーンを思い出しました。
 あと、この前後に出てくる四葉財閥の派手な仕掛けに対し、この「天井から降りてくる2万円台で売っていそうなプロジェクタスクリーン」はやや平凡でした。どうせやるなら、床下からホームシアターがせり出してくる、くらいにすれば一貫性があったのでは、と思いました。
 それはともかく、この映像は、まず最初に自分が気づいて「クシャポイした」と、ありすはお嬢様らしからぬ口調で秘密の保全を伝えました。続けて、もしそれがなければ、プリキュアの存在は世界中に知られていた、と穏やかな表情と口調ながら、脅しみたいな事を言います。
 続いて、セバスチャンも「これを知っているのは、ありすと自分だけ」と言って安心させます。しかしながら、他の四葉スタッフが誰一人その映像を見ていない、というのはありえない話です。まさか、それを見てしまったスタッフも映像と一緒に「クシャポイ」されたのでは、とちょっと怖いことを想像してしまいました。
 想像を絶する展開に驚き続けるマナと六花に対し、ありすは「そこでご提案があります。わたしに、マナちゃん達をプロデュースさせてくださいな」と言いました。

 ここでいったん、敵側の描写になります。前回のボウリング場と隣接している設備で、高級サロンみたいな内装でした。また、壁には「GoGo!Jikochu」と書かれていました。今回は、財閥がバックについたプリキュア側のみならず、敵のほうも相当裕福なようです。
 そんな中、新たなプリキュア登場を伝えるイーラに対し、マーモは「惚れたの?」とからかった後、次々と増える事を鬱陶しがっていました。
 一方、ベールは、イーラの敗北を軽い感じで批判した後、プリキュアについて「早めに滅ぼしたほうがいいだろうな、あのトランプ王国の時のように」と、他人ごとみたいな言い方をしていました。ただ、最後の台詞を言い終わった後は、サングラスの下から鋭い眼を見せていました。

 再び四葉邸に戻り、プロデュースの話の続きになります。すると、その時に、ジコチューの気配が現れ、妖精たちが騒ぎます。
 すると、セバスチャンがいきなり「大貝駅前のようですな」とタブレット端末を操作しながら言いました。驚く、マナと六花に対し、ありすは「四葉財閥の情報網を侮らないでいただきたいですわ」と当然のように言いました。
 そして、セバスチャンに声をかけると、三度、リモコン操作が始まります。すると、庭が割れて、下から自動車がせり上がってきました。顔がひきつる二人に対し、ありすは事も無げに、「さあ、参りましょうか」と言います。
 駅前ではイーラが操るジコチューが暴れていました。そこに、マナの「待ちなさーい」という声が響き、続いて自動車が現れます。そして、変身した状態で屋根の上に立つ、マナと六花が描かれました。
 漫画版で読んでであらかじめ知ってはいましたが、やはりこのプリキュア史上初である登場シーンには度肝を抜かれました。それにしても、四葉邸から駅前まで、ずっと衆人環視のなか、車の上に乗り続けた二人の心境はいかがなものだったのだろうか、と思いました。
 また、これはどう考えても道交法違反でないか、と思いました。まあ、そんなもの、四葉財閥の権力があれば、楽勝でもみ消せるのでしょうが・・・。
 そして、二人は車の上で、「みなぎる愛」「叡智の光」という登場決め台詞を息切れしながら言いました。もちろん、こんな形で口上を述べるのも史上初です。
 特に、六花にとってはこれが通算二度目の変身なわけです。前回の初変身の後、「これで、良かったんだよね」という異例の感想を語った六花ですが、二度目の変身で早くも後悔しはじめないか、と心配になりました。
 それを見た、ランスは、ありすに変身をうながそうとします。しかしながら、ありすは何と、パラソルを立ててお茶会の続きをやっていました。驚きながら変身をうながすランスに対し、ありすは平然と「既に勝負はついています」と言いました。
 このジコチューは携帯型音楽プレーヤーが元なのですが、ありすは、それが電池切れになることに気づいていた、との事でした。
 続いて、ありすは「今でーす」と促し、それを聞いたマナはマイ・スイートハートで勝利しました。

 再び、四葉亭に戻って、お茶会の続きとなります。まずはセバスチャンの、監視カメラの映像削除並びに、動画サイトにアップされた目撃映像の削除完了、という報告がありました。
 クローバータワーは四葉財閥が所有する建造物ですから、映像削除は別に問題はありません。しかしながら、公共の空間である駅前の監視カメラ、さらには、YouTubeやニコ動などの映像も自由に削除できる、というのは衝撃でした。
 どうやら、この四葉財閥は「フレッシュ」のラビリンス並の国家管理能力を持っているという設定のようです。
 それはともかく、ありすは自分のプロデュース(?)能力の高さを誇示し、六花も納得します。ところが、そこでランスが再び、ありすがプリキュアに変身しない事を批判します。
 なお、変身するにはキュアラビーズが必要なわけですが、それについては、第1話において、ありすもジョー岡田からクローバータワーで貰っていた、とのことでした。
 しかしながら、再三のランスの要請にも、ありすはきっぱりと断ります。

 四葉邸を辞したマナ・六花・妖精たちは、再び公園に戻ります。そこで愚痴るランスに対し、マナは、ありすがプリキュアへの変身を頑なに断る理由と思しき昔ばなしをしました。
 それは、冒頭で出た小学校時代の回想の続きでした。マナに撃退されたいじめっこ兄弟は、学ランにリーゼントという兄を呼び出して、放課後に復讐をはかります。
 六花は先生を呼ぼうとしますが、マナは断ります。しかしながら、後ろ盾ができて強気になった兄弟が、マナの面倒見の良さを否定するような誹謗中傷をしはじめ、それを聞いたマナは泣いてしまいます。
 それを、ありすは不安そうな眼で見ていたのですが、泣きだしたマナを見て、目つきが変わります。そして、三兄弟の前に歩きでて、「マナちゃんへの暴言、取り消してください!」と怒りの眼で言いました。
 六花によると、その頃の、ありすは、武道全般も習っていた、とのことです。そして、その技量で、三兄弟を完全ノックアウトしてしまいました。
 その話をした二人は、ありすは友達をバカにされると、怒りで我を忘れるから、プリキュアになることを拒否するのだろう、という共通の見解を語りました。

 その時、再び、ジコチューの気配が発生します。二人は現場に向かい、セバスチャンも、ありすに報告し、行かないのかと尋ねます。しかしながら、ありすは「わたしはプロデューサーですもの。現場のことはマナちゃんたちに任せます」と言って断りました。
 セバスチャンは、「お嬢様が一番輝いているのは、マナさま達と一緒にいる時だと思います。時には素直になられてはいかがですか」と変身を促すような事を言います。
 ありすは先ほど事を回想し、怒りで我を忘れた時に、プリキュアの力を制御しきれなく成る事を恐れ、再び断ります。
 しかしながら、そこでのランスのさらなる要請、並びに、不良兄弟をのした時に、祖父に言われた事を思い出し、ついにプリキュアになることを決意しました。

 一方、本日二度目のジコチューはラジカセがベースでした。それを見た六花が「今度はラジカセか」と言うと、マナが「何、それ」と不思議に思うという、大人向けの小ネタがあったりもしました。さらに、変身後にマナが「愛を忘れた」で始まる口上を述べようとすると、終わる前にジコチューが攻撃し、口上を言えなかったマナが怒る、というネタもありました。
 そして二人が苦戦する中、セバスチャンが運転する車で、ありすが現れ、キュアロゼッタに変身しました。
 変身が完了すると、それまで暗かった周囲の建物の電気が順々に点灯されました。これも、セバスチャンの仕組んだ、変身完了を盛り上げる演出だったのでしょう。
 そして、ありすは柔道技を披露した後、ロゼッタウォールという防御技を出します。それで、ジコチューの攻撃を封じると、マナを促し、本日二発目のマイ・スイートハートで勝利、となりました。

 闘いが終わり、プリキュアが三人揃った話から、キュアソードの話になります。
 すると、ありすは、クローバータワーの監視カメラの話から、キュアソードが剣崎真琴だ、という話をします。それに、マナが驚いた所で、次回への引きとなりました。

 とにもかくにも、ありすとセバスチャンに驚かされ続けた話でした。
 第1話の「ジコチュー蟹を飼いたい」という台詞から、彼女もまた、特異な性格の持ち主だという事は分かってはいました。しかしながら、今回明かされた設定は、想像のずっと上を行っていました。
 まず、「武道の達人で、怒りで我を忘れると中学生の不良も簡単にやっつける小学生だった」という設定にまず驚かされました。
 さらに、それゆえ、自分がプリキュアの力得たら、我を忘れた時に大変な事になりかねない、という理由で変身を拒否する、というのにも驚かされました。
 この彼女の危惧したような事が、どこかで発動するような話は描かれるのでしょうか。
 また、セバスチャンの完璧超人ぶり並びに、日本を支配下に置いている四葉財閥、という設定にも驚かされました。
 そのおかげで、「変身した姿で車の上に乗って街なかを移動するプリキュア」「一人が車酔いし、もう一人が介抱するプリキュア」などと言った、前代未聞のプリキュア描写が登場したわけです。
 今後も、この設定でさらにぶっ飛んだ事をやってほしいものだと思いました。
 あと、非常に気になったのですが、今回、ありすは一度も六花の名前を出しませんでした。回想をはじめ、全て「マナちゃん」もしくは「マナちゃん達」で、セバスチャンもそれに倣っていました。
 また、今回は二回戦闘があり、いずれも、ありすがマナに必殺技を出すように促しています。おかげで、マイ・スイートハートは二回披露されたのに、トゥインクルダイヤモンドは一度も出なかった、というアンバランスな事になっていました。
 前回・前々回と、六花のマナへの思い入れを強く描いていただけに、これらの描写はかなり引っかかりました。これも、何かの伏線なのでしょうか。
 なお、そのように名前を読んでもらえなかった六花ですが、ラジカセを知っていたり、ありすの技がノイズキャンセリングを引き起こした事を解説するなど、さり気なく頭の良さを披露していました。そのあたりの細かい描写も印象に残りました。
 とにかく、六花に続き、ありすもかなり尋常でない事がよく伝わりました。いったい、これからどんな世界が描かれるのか、本当に気になります。
 次回は、剣崎真琴・キュアソードと、マナを中心とした三人の関係話になるようです。真琴がマナ達を拒絶する展開になると思われますが、そこにどのようなドラマがあるのでしょうか。これまた大変楽しみです。

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