山の中にある、みゆきの祖母・タエの家に五人が遊びに行く、という話でした。一方、みゆきの目的にはタエに山を下りて父母・自分と暮らしてもらうようお願いする、というものがありました。しかし、それについて、タエは「ここに宝物があるから」と断ります。その「宝物」と思しきもののため、後半はやや意外な展開を見せる、という話でした。
冒頭、暑いなか、タエの家に向かう五人から始まります。熱中症対策で、五人ともそれぞれ形の違う帽子を被っていました。ここにも各キャラのイメージカラーがうまくデザインされていました。
意外な事に、あかねが最初にダウンしかけ、なおも驚きます。なんでも、夏バテでここしばらく食欲がなかった、とのことです。
そして、あかねは道の脇にある川に行き、そこの水で首筋を冷やして暑さをしのぎます。その時、「あまりむやみに川に近づくと、河童に引っ張られるよ」と言って、タエが現れました。
そして五人はタエの家に行き、景観の良さに驚きます。続いて、川に行き、そこの水で冷やしていた、タエが育てた野菜を賞味します。
あかねは、すっかり夏バテが治った、と喜んでいます。一方、なおは川辺にある祠の存在に気づき、先ほど、タエが話した河童の事を思い出し、本当にいるのか、と尋ねました。
タエはそれには答えず、みゆきに胡瓜を一本渡し、川に流してお供えさせます。それを見た、なおはもちろん、あかね・やよいも、本当にいるのだろうか、とちょっと怖がります。
しかし、続いて、みゆきが、河童をはじめ、天狗・座敷わらしなどの「恩返し」をお話としてタエから聞いていた、と語ります。彼らは、いい事をしてもらった人間に対し、お礼として、魚・餅・酒などをくれる、とのことです。
それを聞いた三人はひと安心しました。特に、やよいは「すてきな妖怪さんたちね」と目を輝かせていました。
また、れいかは、「みゆきさんが物語を好きなのは、おばあさまの影響なのですね」と言っていました。
そして日が暮れ、夕食になります。タエは一人分多く用意しました。みゆきが不思議に思って尋ねると、キャンディの分も用意した、と言います。慌てて、みゆきはごまかそうとしますが、タエは全てを見通しているかのように笑っていました。
その後、庭で花火が始まります。それを見ながら、みゆきは、もう一つの用件である、タエにここを引き払って自分たちの家で一緒に暮らしたい、という話をします。しかし、タエは「ここには宝物があるから」と断ります。その「宝物」について、みゆきが尋ねても「秘密」とはぐらかしました。
一方、今年の猛暑はバッドエンド王国にも及んでいるようで、ウルフルンもすっかりへばっています。あまりの暑さに、その毛を刈ろうかとまで考えたほどでした。
結局、暑いバッドエンド王国から、山の中に避暑にいく事に決めます。
翌朝、五人は畑の草むしりをしながら、みゆきとタエが昨晩交わしていた会話の事を話していました。
そして、タエが話していた「宝物」の話になります。それに対し、みゆきは「何となくわかる」と話していました。
その時、タエがトウモロコシが焼けた、と皆を呼びます。
一方、ウルフルンは昨日皆が野菜を食べた、祠の近くで川に足を浸して涼んでいました。そこに何者かが現れ、ウルフルンは驚きます。
続いて、ずぶ濡れになり、靴を脱いだまま、タエの家に現れました。意外な場所での「出会い」に双方は驚きます。すると、タエは「かわいい狐さん」などと言い、彼が空腹である事に気づき、食べ物を持って行こうとします。
それをバカにされたと解釈したウルフルンはバッドエンドを発動します。しかし、タエに何も変化はありません。ウルフルンは何度かやりなおしますが、結果は同じです。
皆は驚きますが、タエは「絶望することなんてありませんよ」と言います。ウルフルンはいろいろと脅しの言葉をかけますが、それを全て微笑みながら反論していました。
というわけで、バッドエナジーは取れず、ピエーロ復活時計の針も進みませんでした。さらに怒ったウルフルンは、縁側にあった蚊取り線香入れのブタをスーパーアカンベー化し、闘いとなります。
今回の闘いでは、久々に、五人の連携攻撃がでました。そして、みゆきは「おばあちゃんの宝物には触れさせない!」と言います。ウルフルンが「どこに宝があるんだ?」と返すと、ここにある、「家・畑・山、その全てが宝物なの!」と言います。これが、朝、畑で言おうとした事だったのでしょう。
ところが、そのとき、あかねが「でもなー、それやったらわざわざ秘密にすることないなー、思て」と突っ込みました。戦闘中だろうと突っ込みは欠かさない、というのは彼女らしいと思いました。
それに対し、みゆきは「そーなんだよねー。なんで秘密にするのかわからないんだよね」とあっさり同意します。さらに、やよいが「ひょっとして埋蔵金とか!?」と言い、なおが「まさか」とだんだんと話がずれていきます。
その時、スーパーアカンベーが攻撃し、五人はふっ飛ばされます。
さらに、ウルフルンの命令で、スーパーアカンベーは、巨大な炎を出して、タエの家を攻撃します。五人は防ごうと思いますが、体が動かず、炎は家に向かいました。
ところが、その時、山のほうから突風が吹き、炎を消し飛ばしてしまいました。それを見た、みゆきは「天狗風・・・」と、かつてタエに聞かされた話を思い出し、驚きます。
さらに、風に飛ばされて池に落ちたスーパーアカンベーが反撃しようと立ち上がった時、水中で何者かが足を引っ張ります。それを見たウルフルンは、「あ、お前はさっきの」と言って追いかけます。おそらくはこれが河童で、昨日はウルフルンを攻撃した、という事なのでしょう。
その間に体力を回復した五人は、プリンセスモード→レインボーバーストで勝利を収めました。
闘いが終わり、五人は、タエがウルフルンのために用意した稲荷寿司を食べます。みゆきは、タエに「おばあちゃんの宝物って・・・」と言い掛けますが、途中でやめました。
その時、山上から爽やかな風が流れてきます。それを見たタエは、あなた達、何かいいことをしたの?」と尋ねました。五人ははぐらかしますが、タエは「山のみんなからのお礼のようね。あとで祠に行ってみましょう」と言います。
そして、その祠に、先ほどの話にあった、餅・魚・酒が置かれている、という描写で話は終わりました。
前回の予告を見た時は、てっきり、タエの「宝物」は、家の周辺の自然や、夜に見える満天の星空かと思っていました。実際、前半はそのような雰囲気ですし、みゆきも最初はそう考えていました。
ところが、後半では、まさかの展開を見せます。単に言い伝えかと思った河童や天狗と思しき超自然的な力が、ウルフルンを攻撃したり、スーパーアカンベーの攻撃を防いだりしていました。
この展開を見ると、タエの「宝物」とはこれらの河童・天狗など、という事になるのでしょうか。
「プリキュアの祖母」と言えば、ドツクゾーンの使者と渡り合った雪城さなえや、かつてキュアフラワーとして活躍し、再び変身した時にはクモジャキーとコブラージャを圧倒した花咲薫子のように、いずれも特殊な力を持っていました。
バッドエンドが効かず、キャンディの事にもすぐ気づいた、この星空タエも、その系列に属するキャラなのでしょうか。
それはともかく、今回も各キャラの描写が非常に丁寧で、その爽やかな風景描写ともども、楽しめました。
メインである、みゆきは、随所に、タエへの想いの深さが描かれていました。また、夜の花火で見せた、あかねへの気遣いも印象に残りました。
他のキャラにおいても、タエが麦茶を持ってくると、即座に、なおがそれに気づき、それを配ったところなどは、日頃、家の事をこなしている、という彼女の設定を自然に活かしていると思いました。
また、河童の話になった時の、なお・やよいのそれぞれの反応は、次回予告とうまく合わせられていました。
さらに、タエにバッドエンド攻撃が効かなかったのを見た、やよいが「かっこいいー」と感心していたのも、彼女のヒーロー好き設定をうまく使っていました。
他にも、戦闘中で、みゆきがいい台詞を言ったにも関わらず、突っ込みは欠かさなかった、あかねや、お稲荷さをを食べながら「私は弟たちによく作るよ」というのを聞いた、れいかが「さすがは、なおね」と返したところなど、毎度ながら本当にいいキャラ描写だと思いました。
また、EDの「ピースバージョン」では、れいかに写真を撮ってもらい、喜んでポーズを取っているうちにピースサインをしてしまい、雷でカメラを壊す、という小咄も、やよいの性格や設定をうまく活かしており、楽しめました。
次回は、「学校の怪談」ネタのようです。「お化け」に対し、みゆき・なおはかなり怖がり、あかねは普通に怖がり、れいかはピンとこない感じで、やよいは目を輝かせています。このそれぞれの「お化け」に対する感じ方の違いがどのように描かれるのか、大変楽しみです。