OP前は、前回ラストの、ゆりが心の大樹から帰還し、キュアムーンライトに変身する場面の「再放送」でした。
OP後、気絶していた、つぼみとえりかも目を覚まし、ゆりの復活を喜びます。一方、ダークプリキュアに、なぜ妖精がいないのに変身できたのか、と尋ねられた、ゆりは、コロンの肉体は滅びたが、魂は心の大樹に守られていたから、と回答し、復活した心の種を見せました。p>
それを聞いたダークプリキュアは、かつての闘いをおよび、その後に心の種の破片を回収した事を思い出し、「あの時、お前を仕留めるべきだった」と言って攻撃を開始します。
そして、オーラをまとった手でパンチを食らわせ、勝ち誇った笑みを見せます。しかし、ゆりは大幅に後退はしたものの、ダメージは受けていません。そして、「全ての心を満たすまで、私は闘い続ける」と言って、決めポーズを見せました。
さらに、「コロンを失ったあの時とは違う」と言って、猛攻を開始します。防戦一方となったダークプリキュアは、距離を開け、赤いオーラで反撃します。これに対し、ゆりはムーンライトリフレクションを発動します。
この技は、手元と相手の後方に鏡を出現させ、手元の鏡で反射させた技を相手がよけると、今度は後ろの鏡に反射させて再度攻撃する、というもので、さすがのダークプリキュアも、二度目をよけきれず、自らの技を食らってしまいます。さらに、間髪を置かずに二段蹴りを食らわせ、ダークプリキュアを吹っ飛ばしました。
ちょうどそこに三幹部が登場し、クモジャキーがダークプリキュアを「お姫様抱っこ」で受け止めます。なぜ来たかと尋ねるダークプリキュアに対し、サソリーナは「サバーク様の命令で様子を見に来た」と返します。
さらに、クモジャキーが「キュアムーンライトが復活するとは、面白くなったぜよ」と言います。ダークプリキュアは「お前たちは手出しをするな」と言いますが、コブラージャは「そうはいきませんよ。ムーンライトには僕らもだいぶ痛い目にあっていますからね」と指図を無視し、ゆりに挑みます。
そして、自分のブロマイドを投げつけますが、すべて叩き落されます。しかし、続くダークブレスレットを使った攻撃は、ゆりに当たりました。ただ、たいしたダメージはありません。
そこに、つぼみ達が駆け寄ると、ダークプリキュアは、「コブラージャ、邪魔をするな」と言って、つぼみ達三人に一発ずつ攻撃を加えた後、再び、ゆりに挑みます。
一方、つぼみ達の前には三幹部が現れます。そして、つぼみ対サソリーナ、えりか対クモジャキー、いつき対コブラージャという組み合わせになりました。どうでもいいですが、いつきとコブラージャが一対一で闘うのは、第7話以来なのでは、などと思いました。
そしてサソリーナは髪の毛攻撃でつぼみを翻弄します。一方、クモジャキーは普段使っている棒を両刃の剣に変え、そこからオーラを出して攻撃します。しかし、えりかもマリンシュートでそれを全て受け止めます。
一方、コブラージャは、先程のカードからオーラを出す攻撃をします。ゆりを後退させた事だけあって、サンフラワーイージスの防御も数発で突破してしまいました。
そして、吹っ飛ばされた、いつきに気を取られた、つぼみとえりかも相次いで攻撃を受けてしまいます。
一方、ゆりとダークプリキュアは、お互いタクトを出します。ゆりがプリキュアシルバーフォルテウェーブを放つと、ダークプリキュアはダークフォルテウェーブで迎撃します。この攻防も互角で、技が中間地点でぶつかりあいます。ゆりは、第13話で言われた「お前は私だから」という台詞を回想しながら「ダークプリキュア、なぜそんなに私を憎むの?」と尋ねました。
それに対し、ダークプリキュアは、「お前は光で私は闇。闇が光を飲み込むとき、月は一つになるのだ」と言います。そして画面では、二つに割れた心の種が三日月と闇に別れ、闇が光を飲み込んだ後、ダークプリキュアの右目が大アップになる、という映像が流れます。画面は確かにかなり迫力がありますが、何の回答にもなっていないな、と思いました。
その言葉とともに、ダークフォルテウェーブが勝ち、ゆりは吹っ飛ばされます。ダークプリキュアは、「今こそ、月が一つになるとき」と勝ち誇りますが、その時、コロンが、「キュアムーンライト!」と言って激励します。
それを聞いた、ゆりは「コロンがいる限り、私は負けるわけにはいかない」と言い、フローラルパワーフォルテッシモを放ちます。ダークプリキュアもダークパワーフォルテッシモで応戦し、あまりの速度で二人の姿は消え、紫と赤の光がもつれあっての闘いとなりました。
そして、最後は正面からぶつかり、お互いはじけ飛びます。そして、お互い背中を向ける形で着地し、最初に、ゆりが膝を崩します。それを見たダークプリキュアは笑みを浮かべますが、直後に、紫の光に感電したようになって倒れます。ちょうど、第1話の闘いを正反対にした形で、ゆりの勝利となりました。
倒れたダークプリキュアに歩み寄ろうとした、ゆりですが、直後にサバークが降臨し、ダークプリキュアをお姫様抱っこします。それに対し、ゆりは「貴方は、ダークプリキュアの・・・」と言いかけますが、サバークは無視してダークプリキュアを抱えて去って行きました。
一瞬、呆然となる、ゆりですが、直後に、つぼみの悲鳴が響きます。それを聞くと、つぼみの所に現れ、サソリーナの髪を切断した後、ムーンタクトを空に投げます。サソリーナがそれに気を取られた隙に、下段から攻撃し、さらに中段蹴りで吹っ飛ばしました。
続いて、えりかの所に行き、クモジャキーに一撃を加えます。さらに、刀から出すオーラを全て見切って接近し、吹っ飛ばしました。
さらに、いつきを攻撃するコブラージャからカードをはたき落とし、腹に手を当てて、ムーンライトシルバーインパクトという技を出し、これまた吹っ飛ばしました。
そこに、つぼみ達が現れ、「後は私たちが」と言って、シャイニングフォルテッシモを発動しました。一瞬、サソリーナも反撃しますが、すぐに諦め、三人とも逃走しました。
闘いが終わり、四人が揃います。まず、つぼみがダークプリキュアがどうなったかを尋ねます。続いて、えりかが得意の変顔にアクションをつけて、「ムーンライトが入れば、ダークプリキュアだろうが、沙漠の使徒だろうが・・・」と言いますが、続く台詞を忘れてしまいます。そして「こういう時、何て言うんだったっけ」とボケると、つぼみが「朝飯前ですよ」と助け舟を出しました。
それに対し、ゆりは「沙漠の使徒を侮ってはいけないわ」と言いますが、その口調は、これまでの、つぼみ達を否定していた頃とは異なっていました。
そして、ゆりは一人で心の大樹に行き、コロンに激励をしてくれたお礼を言います。すると、コロンは「もう大丈夫みたいだね、君の心の花」と言い、ゆりの心の花を復活させます。
ゆりはお礼を言って、コロンに触ろうとしますが、その直後、コロンは寂しげに笑い、光となって散ってしまいました。そして、涙する、ゆりに対し、「君は本当に泣き虫だな」と言い、心の大樹の方へ消えていきました。
つぼみ達も、ミラージュでその様子を見ながら涙しています。そして、ゆりは涙は流していたものの、その表情はとても安らかでした。
そして、制服に戻った四人が、夕暮れの橋を渡っていると、向こうからファッション部の四人が現れます。そして、るみ子が「それで、ゆりさんはファッションショーに出てくれるの?」とえりかに尋ねました。
その事をすっかり忘れていた、えりかは「まだOK貰っていないんだよね」と言うやいなや、ゆりの元に走りよってお願いをします。つぼみといつきも重ねて頼むと、ゆりは渋々という感じではありましたが、了承しました。
えりかは、両手で○を作って、るみこ達にそれを伝え、四人は喜びます。一方、つぼみが「服が一着も出来ていない」と、いつきは「採寸だってまだ」とそれぞれ心配します。
しかし、えりかは動じずに、「私を誰だと思ってるの? ゆりさんのスリーサイズぐらい一発でわかるよ」と言い、両指をカメラに見立て、ゆりの周りを、がに股でまわります。
そして、眼を光らせると、ゆりにスリーサイズを耳打ちします。それを聞いた、ゆりは、「何で分かるの!」と驚いていました。
そして、他の皆も驚きさめないなか、えりかは「フェアリードロップで、ゆりさんの服を作りましょー!」と言い、皆で向かいます。そして、まだ驚いている、ゆりの両手を、つぼみとえりかでつかみ、「ゆりさん、行きましょう」と言って引っ張って行き、話は終わりました。
冒頭が「再放送」になるなど、ここ一ヶ月ほど続いている、「話の薄さ」が気にはなりました。また、いくら「復活イベント」とはいえ、闘いの部分が長すぎるのでは、とも思いました。
ただ、今回は、作画が非常に良すぎたため、そのような構成の難もさほど気にはなりませんでした。
キャラデザの馬越さんが作画監督をやっているだけあって、細かい部分を含め、非常に良く描かれていました。メインとなる、ゆりとダークプリキュアはもちろんですが、他の六人も、非常に印象に残る描き方をしていました。
あと、原画の一人に石野聡さんがいたのは、かつての「東京ミュウミュウ」ファンとして、非常に嬉しいことでした。ぜひ一度、ハトプリでも作画監督をやってほしいものだ、と強く思いました。
さて、ストーリーのほうに戻りますが、最後の数分までは、題名の「強すぎます、キュアムーンライト」そのままでした。特に後半のダークプリキュアに借りを返したあと、流れるような動きで三幹部を一蹴したあたりは、絵の良さと相まって、非常に心に残りました。
そして、その「強すぎるキュアムーンライト」を、えりかが圧倒した最後の部分は、より強く心に残りました。許可を取り忘れた事に気づき、慌てて頼みに行く時と、その後の自信満々の言動のギャップや、その後の驚異的な能力発揮などは、いかにも彼女らしいと思いました。
また、その動きからは、母親の服飾能力と父親の写真能力をそれぞれ受け継いでいる、という事がよく伝わっており、感心させられました。
その後の、ゆりの両腕に抱きつく、つぼみとえりかとあわせ、この最後の橋での場面だけでも、十分秀作に値すると思ったほどでした。
次回は学園祭話です。これについては、8月の合宿から伏線を練りこんでいました。こちらについては、各話で少しずつ、着実に進めており、このイベントに対する作り手の思い入れを一度ならず感じました。
その想いが結実された話を見ることができることでしょう。今から大変楽しみです。