GOGO第32話

 ムカーディアがローズパクトそっくりの箱を作る、という場面から始まります。あまりの突拍子のない作戦に、相手をしていたブンビーも、突っ込み・ボケのいずれもできません。
 そしてムカーディアは百井の姿でナッツハウスを訪れ、自分がマジシャンだと言ったあと、そのローズパクトの模造品を出します。
 初登場時の、「高原で女子中学生のテニスに乱入・直後にホシイナー襲撃」だけでも十分怪しいわけです。ましてや、その男が再びナッツハウスに訪れ、ローズパクトそっくりの箱を出せば、その時点でエターナル関係者と考えるのが普通でしょう。
 というわけで、この冒頭に始まり、最後まで不可解なことだらけでした。結論だけ言うと、今回の話は突っ込みどころ以外に何もなかったと考えています。したがって、今回の話が面白いと思った方は、ここから先は読まない事をお勧めします。

 この怪しすぎる百井に対し、その時点で誰も不思議に思いません。それどころか、「ここでマジックの練習をさせてくれ」などという不可解な依頼にも皆は快諾します。さらに、百井はわざとトイレに行き、彼女たちに箱を開けさせようとします。その策略に、のぞみがはまって箱を開けると、中から怪光線が出て、六人は虫くらいの大きさに縮小されてしまいます。
 しかし、その時点でも、まだ誰も、百井がエターナルだということを疑いすらしません。この状況で気付かないなら、百井が目の前で本当の姿に変身し、ホシイナーを操っても、エターナルだと気付かれないのでは、と思いました。
 さらに、その後に出てきた、小々田・ナッツ・シローも、百井のエターナルとしての気配を感じないどころか、ローズパクトそっくりの箱および六人の失踪、という不可解極まりない状況で、何も疑いません。さらに、会話を通じて、現在、ローズパクトを所持しているのがシローであることを、百井に伝わってしまいます。
 もしかして、ムカーディアには、自分の顔を見た相手の知能や判断力をマヒさせる能力でもあるのだろうか、などと思いました。

 その後、六人は、犬や猫に襲われたり、のぞみ・うらら・こまちがこの状況を楽しんだりと、「縮小ライフ」を過ごします。さらに、くるみが、のぞみの責任を追及して険悪な雰囲気になったりしました。
 そうこうしているうちに、ムカーディアが差し向けた、蟻ホシイナーの集団が襲撃してきます。そして、のぞみの汚名返上となる機転もあり、最後はミルキィローズブリザードで蟻ホシイナーを撃退していました。どうでもいいですが、最近、のぞみがシューティングスターを放つ機会がかなり減っているように思われます。
 そして、最後は、何の気なしにシローがローズパクトんの模造品を開けると、また怪光線が出て、六人は元の大きさに戻りました。その直後、模造品は忽然と消え去ります。
 もはや百井は怪しさ大爆発といったところです。それでもまだ、「マジックで小さくなった」などと呑気な事を言っていました。どんな手品をつかうと、このような現象が発生すると思っているのか、不思議です。
 最後にのぞみが、今更ながら「なぜ、あそこで蟻ホシイナーが」などとやっと疑うような発言をしていました。これにしても、理事長の時も、うららと共に最後までボケていた、のぞみが疑うにも関わらず、他の誰もが何とも思わない、という事で、異常さがむしろ引き立っていました。

 というわけで、無理のありすぎる話の展開に加え、キャラ描写でも楽しめる所がありませんでした。とりあえず一話分を消化しただけ、という感じでした。
 「ふたりはプリキュア」の時も、人間として接近する、敵世界に所属するキャラはいました。しかしながら、いずれも、普段は別に襲撃を行なう敵がいるので、不自然さはありませんでした。
 しかし、ムカーディアは、接近と襲撃を同時にこなします。そのうえ、今回のように「ローズパクトの模造品を持参する」などという事までやっています。そのような怪しすぎる行動をしながら、正体を気付かせないためには、プリキュア側の判断力を低下させる、という手法(?)を取らざるを得ないわけです。
 まだこれで、「エターナルのムカーディア」および「人間としての百井」の描写が面白ければいいのですが、現時点では「顔がいい」以外に見るべきものがありません。というわけで、繰り返しになりますが、何のために作ったのか分からない話になってしまいました。
 次回は、うららが友達のカレー屋を手伝う話のようです。久々に、キャラの良さが描写される話を見たいものですが、果たしてどうなるでしょうか。

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