うららの芸能活動話でした。結果だけ言うと、プリキュアとしての闘いが原因で、五千人参加のオーディションで最後の十人にまで残ったうららがオーディションを棄権する事になりました。そのため、女優への「夢」が一歩遠のいてしまいました。プリキュアとしての闘いが、通常生活にここまでマイナスの影響をおよぼしたのは、「5」ではもちろん、シリーズを通しても珍しいのではないのでしょうか。
OP終了後はエターナル事務所で、ブンビーがアナコンディに前回の結果を報告します。対してアナコンディは文書での提出を要求。ブンビーにフォーマットとして、厚さ20cmくらいもある紙の束を渡します。
先週のミルクに対抗したわけではないでしょうが、アナコンディも、無駄に大量の文書を作る傾向にあるようです。情報はありすぎればいいというものではないと思うのですが・・・。せめて電子化してほしいものです。
その紙束を渡されたブンビーは、館内でスコルプにぶつかります。ここでブンビーは、スコルプの名前を「酢昆布」だの「スカンク」だのと間違えて呼びまくります。ぶつかった直後に「誰だお前」と言われた事への対抗なのでしょうか。このかけあいには、かつて「SS」であった、咲とミズ=シタターレのやりとりを思いだしてしまいました。
一方、うららのほうは、急遽出現したパルミンのために、メモ書きの入った台本を忘れてオーディションに行ってしまいます。それを、うららに届けようと、のぞみはシロップに依頼しますが、「仕事でないと運ばない」と拒否されます。
それはまあ、プロとして当然でしょうが、ならばこの「依頼」を仕事にすべく、料金表を提示するくらいの「営業活動」をしてもいいのでは、とも思いました。
しかも、結局、四人の台本届けにつきあいます。その道のりで、以上に急かつ長い坂が出てきました。冒頭でシロップが飛んでいた場面で街を鳥瞰した絵が出てきたときは、一面の平地が描かれていただけに違和感がありました。時計塔の件といい、制作側で街の地図をきちんと設定していないのだろうか、と気になりました。
そしてその途中で、スコルプが登場し、石畳をホシイナー化して襲撃します。そこで、のぞみ達は、台本の送付をシロップに依頼すると、あっさり前言撤回し、「一瞬だけ元の姿に戻って、スコルプの股下をくぐる」という高等テクニックまで使い、うららに台本を届けました。
そして、うららに台本を渡したシロップですが、うららに「記載内容は全て覚えている。ただ、お守り的存在として、台本は必要」みたいな回答をしました。そして、シロップは当初は襲撃の件を隠していたものの、すぐに態度から、うららに悟られます。
結局、うららはオーディション会場には行ったものの、自分の想いを言ってそのまま部屋を出て、闘いの場に向かいました。
一方、やられる寸前だった四人ですが、うららが参戦すると、急に動きが回復します。そして、うららの新必殺技「プリズムチェーン」でホシイナーを撃退。スコルプは「これでまた報告書を書かされるのか」という捨て台詞(?)を残して去っていきました。
結局、うららは棄権したままで終わり。オーディション冒頭での、うららの迫真の台詞に審査員達が驚嘆した事から「特別に再度審査」みたいなオチかと思ったのですが、芸能界はそんな甘い世界ではなかったようです。
そして、冒頭で出てきたパルミンを、うららが改めて捕まえると、それはドーナツ王国の国王でした。四話に一回の割合で国王が出てくるとなると、「国王集め」は16話くらいで終わる計算になりますが、どうなるのでしょうか。
部分部分を取ると、良さそうに思える場面が多いのですが、全部あわせてみると、かなりきつい話だと思いました。
たとえば、のぞみ達は闘いの事を、うららに隠そうとしますが、その割りには、うららが戻るまでの闘いに覇気がありませんでした。うらら登場の直前の四人は、ほとんど諦めているような表情をしています。
さらに言えば、うららとの信頼関係がしっかりしていれば、「オーディションが終わるまでは何とか保たせるから、それまでは仕事に専念して、終わったらこちらに来て欲しい、とシロップに伝言を頼むことも可能だったはずです。
そのため、最後の所で、小々田がシロップに、「のぞみ達は、お互いを思いやっている」と説教していた部分がかなり浮いて見えました。
普通に描いているように見えて、主題であるはずの「夢」や「友情」を軽視している話だと思った次第です。
というわけで、今回、いい意味で印象に残ったのは、転職者イジメをしかけるスコルプに対し、ボケたふりしてからかった、ブンビーの対抗策くらいでした。
次回は、かれんの生徒会長話です。予告から見ると、エターナルの収集癖が、中学生の部活にまで及んでいるような感じでしたが、それもふくめ、どうなるか興味深いです。