Yes!第6話

 前回、変身できなかったかれんが、ついにプリキュアになれた、という話でした。結果から考えると、「体を張って仲間を守ろうとした時、初めて変身できるようになる」という意味づけだったようです。
 まあ、そのあたりの「定義」はともかく、今回は幼少時から始まって、色々なかれんの一面を見ることができた話でした。冒頭から「うたた寝からさめた一瞬、ふとじいやに本心を語ってしまい、慌てて取り繕う、という描写がありました。この「無邪気な子供を演じる」という取り繕い方をするのは、今の常に気丈であろうとするかれんに通じているのでしょう。そのあたりの描き方は巧いと思いました。

 その気丈なかれんですが、「プリキュアになれなかった」というのは相当なショックだったようで、生徒会の会議でも上の空になっています。しかしながら、じいやが皆とお茶しているのを見ると、普段の強気な姿を見せます。特に、りんに対する会話は、普段以上にきついものがありました。このあたりは、気丈さというより、彼女との相性みたいなものがあるのでしょう。この二人の相性は、毎回、少しずつ描かれています。次々回で本格的な対立があるようですが、そのあたりの伏線なのでしょう。次々回並びに、今後の話において、この二人の関係がどうなるか、興味深いものがあります。
 さて、前回はとりあえずピンキーを持ち帰ったブンビーですが、嫌味ったらしい事もあり、部下達は無反応でした。どうやら、ナイトメアには「ごますり」という概念はないようです。それとも、実はかなり前から見放されていたのでしょうか。
 あと、戦闘時に「管理職なんで残業手当が出ない」などという発言がありました。ガマオの発言を見ていると、バイトに基本時給すら支払わない事もあるようですが、平社員にはちゃんと労基法に準拠した手当が出るのでしょうか。悪の組織なのですから、「ホワイトカラーエグゼンプション」を先取りしていてもいいのでは、などと余計な事が気になりました。

 さて、最初に書いたように、「体を張る」という行為により、かれんもついに変身。これで「プリキュア5」が揃いました。そして変身するやいなや、「コワイナー化したピンキーを戻すには、仮面を破壊すること」と見抜き、作戦をたてます。それにあわせて、各自が役割分担して、見事ピンキーを開放し、ブンビーを撃退しました。このあたり、「全員揃って、やっとチームに一本筋が通った」という感じです。
 そういう事もあり、かれんは素直に本心を親に話せるようになります。今回の件で一つ成長したというところでしょうか。また、プリキュアをたてに遅刻見逃しを計ろうとするのぞみに対しては、「それとこれとは別」と微笑んでやんわり受け流します。このあたりの落とし方もうまく決まっています。
 あと、その場面で、普段通りに戻ったかれんをちょっと振り返って喜ぶこまち、という描き方も印象に残りました。ここ2話ほどの間、「営業担当」をのぞみに任せた事もあり、かれんとちょっと距離を置かざるを得ませんでした。あの笑顔は、それがまた元に戻れた、という喜びなのかな、などとも思いました。

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