「キボウノチカラ」第3話

 水無月かれんの医師生活を中心に描いた回でした。
 陸上部で頑張っていたものの、主将としての責任感が強すぎて、無理して怪我をした、篠崎ナナとの交流が軸になっています。
 自暴自棄になって、水無月かれんをはじめ、病院スタッフに喧嘩を売りまくる篠崎ナナに対し、真摯に向きあう姿が上手く描かれていました。
 その流れもあって、病院を襲ったシャドウと闘うためにキュアアクアに変身し、同じく変身したミルキーローズと共に闘う、という筋立てでした。

 リハビリを拒否する篠崎ナナに対し、自分の両親が演奏したCDを提供してツッコミを受けるなど、水無月かれんがちょっとズレたところを見せながら、彼女の心を開かせる描写が印象に残りました。
 そして、彼女の苦悩を理解するために、わざわざ車椅子に乗って行動し、その大変さを理解しようとする行動にも感心させられました。
 そのような医者となる原点として、かつてミルクを看病した回想が描かれます。
 帰りがけに美々野くるみと出会い、「Cafe Bar Time」で食事をするのですが、そこで美々野くるみは、「ビッグアップル」を何杯も呑みます。
 それで酔っ払って水無月家に泊まることになりました。
 そこで、ビッグアップルが好きな理由は、ミルクとしてこの世界に来ていた時、病気になって水無月かれんに看病されたときに、林檎のすりおろしをたべさせてもらったから、という思い出を語りました。
 一方で、水無月かれんも、あの看病がきっかけで医者を目指し、現在に至っているわけです。
 そして、ミルクの姿に戻って眠りました。普段も寝るときはそうなのだろうか、と気になりました。
 翌晩、病院をシャドウが襲撃します。
 すると、水無月かれんはプリキュアに変身しました。
 「5」では一度変身に失敗しており、その回想も描かれていました。
 それを踏まえての「二人目の変身」に選ばれたのか、と思いました。
 しかし、多勢のシャドウの前に苦戦します。そこに、美々野くるみが現れ、ミルキーローズに変身し、二人でシャドウを倒しました。

 翌日の晩、「Cafe Bar Time」に日向咲と美翔舞が来ていました。
 日向咲がパンの話をしたりすのですが、向こうから「プリキュア」という声が聞こえてきました。
 すると、そこには「プリキュア5」勢がいた、という「オッドロキの再会」で次回への引きとなりました。

 水無月かれんの医師生活を、上手く描いていた話でした。
 ストレスを抱えている患者・篠崎ナナに対し、両親のCDを渡して呆れられるとか、自分も車椅子に乗ることでその苦労を理解しようとするなど、様々な形で「医師ぶり」が描かれていました。
 それと、医師になるきっかけとなった回想を入れる、というのも、過去と今の繋がりを巧く描いていたと思いました。
 毎度のことながら、楽しめました。