今回は柊の心理描写がいくつかありました。しかし、その中にはいくつかひっかかる所がありました。一つは「また、世界を滅ぼしたくなった」という台詞で、もう一つは、「草一つ生えないという柊の心」に歌のおみやげである「光る五重塔」が灯った、という場面でした。
無印での柊は、確かに結果的に世界が滅びてもかまわない、とは思っていました。しかし、一連の黒音符活動の根幹は、「黒音符が集まった曲を弾いてみたい」にあるわけで、「世界を滅ぼしたい」ではなかったと思うのですが。
あと、「荒廃した心の描写の中にある、歌への気持ち」ですが、これも無印で「袋の中に歌との思い出が詰まっている」というので描写済みです。そこに今更、歌の土産が出てくる、というのもちょっと奇異に感じました。
まあ、そのへんは深く考えずに、「ドタバタもの」として見るべきなのでしょうが・・・。
修学旅行編後半は京都へ。といっても主題は「小暮と歌をくっつけよう(?)とした潤と、それに気づかず柊への想いをつのらせる歌、だったので、京都である必然性はあまりありませんでした。唯一の「京都らしさ」と言えば、悪夢魔法をかけられた小暮が、歌の乗った人力車を引っ張って、京都の観光名所を走り回る、といった所だけでした。その「観光地巡り」の場面を見ていた時は、9時間後に放映される某アニメのOPを連想してしまいました。
また、潤はかなり積極的に小暮を歌とくっつけようとします。ところが、その「協力」たるや、寝ている小暮を歌の寝床に放り込んだり、歌が着替えている所に放り込む、といった逆効果なものばかりです。その一方、自分は小暮と二人で寝床で菓子を食べたり、風呂に入りながら、柊に対する敵意で盛り上がったりしているわけです。
はたから見ると、修学旅行を通じて小暮との親睦を深めすぎた潤が、歌が小暮を嫌うように仕向けている、と解釈できてしまいます。まあ、ドタバタついでに、そういう路線に行くのも面白いかも、などと思ってしまいました。