「トロピカルージュ」第8話

 夏海碧が間違って、ご飯だけの弁当を夏海まなつに渡した、という事がきっかけで、トロピカる部で弁当を作る事になった、という話でした。
 滝沢あすかは、父と兄との三人ぐらしで、弁当作りを担当している、という家族設定が明かされた話でもありました。
 一方で、敵のラスボスである後回しの魔女は、自分の食事も「後回し」にするという設定も明かされました。これを知ったときは、最終決戦の前に栄養失調でダウンするのでは、と心配になりました。

 話のきっかけは、勤務先の水族館に新しい魚が急遽入ったため、夏海碧が早朝出勤となってしまう、でした。
 そのため、ご飯とおかずを2セット作ったあと、夏海まなつには、ご飯を二つ、自分にはおかずを二つ入れてしまったわけです。
 いずれにせよ、あらかじめ決まっていた事であるにも関わらず、早朝に電話をかけて緊急出勤させるとは、えらく「ブラック」な職場だと思いました。
 一方で、シェフの料理を後回しの魔女がほどんど食べなかったにも関わらず、叱責するでもない「後回しの魔女の城」は健全な職場だと思いました。
 弁当については、まずは夏海まなつを除く三人が、それぞれ手製の弁当を披露する、という展開になります。
 滝沢あすかは達人で、涼村さんごは上手いけれど凝り性のため多彩なおかずは作れない、という感じでした。
 そして、一之瀬みのりは、卵の殻など栄養価だけで味を考えない独自料理を作っていました。
 このあたりも、彼女独特の人柄がよく出ていると思いましたが、同時に、そんな料理を作るのに、後段の展開では卵が割れずに悩む、というのはちょっと不可解だと思いました。
 その後は、弁当作りで話が進みます。戦闘にも弁当が登場し、最後には皆で弁当を食べ、その修業の成果で、夏海まなつが夏海碧に夕食を作り、幸せな家族団らんで終わる、という感じでした。
 今回のシリーズは、このような感じで、「ゆるい学園生活を描く」のが基本なのだな、と思いました。
 ちょっと話が薄いとは思いますが、このコロナ禍で、集まって収録もできないような状況では仕方ないでしょう。
 ぜひとも、この路線を極めてほしいと思っています。

 次回は、このシリーズの基本テーマの一つであるコスメが軸になる話のようです。
 女優の新キャラが出てくるようですが、妙なかぶりものをするなど、かなり奇妙な描写がありました。それが何を意味するのか、気になっています。