冒頭、10月10日がなぎさの誕生日である事から始まります。志穂莉奈とかけあいをやっているのを遠目にみながら、なぎさの誕生日である事を初めて知ったほのか。4月のほのか誕生日話では、なぎさのほうの描写が豊富でした。逆に、この話は冒頭も含め、ほのかの描写に色々と面白いものがあります。
OP後は洋館でのトリオ漫才。翔子の「あのコたち、手ごわいから」というつぶやきに「はっきり言え」と突っ込む二人。ここで、毎度おなじみの「同じ内容を絶叫→二人がコケる」かと思いきや、角澤がつぶやきに対して「確かに手ごわいが、我々も最強の戦士」とまともに返答。一方、翔子は「聞こえているじゃない」と逆突っ込み(?)。この洋館でのかけあい、第2部における楽しみの一つになっています。
一方、先週いきなり出てなぎさに惚れた支倉は、早速校門の前でなぎさに告白。さらに断ろうと帰りに校門前にいたなぎさに、早速「栗拾いデート」を決定事項として通告。思ったらすぐ実行、という感じのキャラのようです。
一方、なぎさは慣れない事にオロオロ。学校でもほのか宅でも、完全にほのか頼り、という感じで、「今日は誕生日だから」と、栗拾いの同行まで頼みます。それに対し、その場では一般論的な反応で突き放した(?)にも関わらず、いざ当日になると、変装して尾行(?)するのが面白いです。しかもその変装が男装・野球帽・グラサンという怪しげなもの。にもかかわらず、それがかわいく描けています。あと、上着のすそやスラックスのすその描写が、父親の服を借りた、という事を自然に表していており、うまさを感じました。バスの中で騒ぎ出したポルンを隠しながら、「何やっているんだろう」と自問自答するところも面白く、最初にも書いたように、4月4日放映話より、こちらのほうが「ほのか炸裂」という感じでした。
いざ栗拾いが始まると、素で楽しむなぎさ。一緒にいるうちに支倉に好意でも持ったのでは、と心配になりますが、明子姉さん状態で観察しているほのかは、「なぎさ、流されている」と一発で看破します。そして、栗拾いが一段落ついた所で、断ることを思い出して場を外したなぎさの前に登場。グラサンを外して正体(?)を明かし、喜ぶなぎさに対し、断る事をうながすほのか。今までになかった「カッコよさ」です。
ほのかに促された事もあり、改めて断りを入れようとしたところに、ジュナと栗ザケンナー登場。変身場面も必要最小限に抑え、必殺技も「絶叫→武器発射→装着」の手間がいらない「マーブルスクリュー」。バンクシーンを節約して、その分、話の描写に時間を割いた、という感じです。
戦っている間に、半分気絶している支倉がブラックに一目ぼれ。あっという間になぎさへの愛情がなくなり(?)、戦闘終了後に早速断りをいれ、拾った栗の処分もなぎさに押し付け、支倉はブラックを探して走り出します。好意的に見れば単純明快ですが、一歩間違えると女の敵になりそうなように見えるのは、私のやっかみでしょうか。
一方、疲れて若葉台駅にもどったなぎさと、それを慰めようとするほのかの前に、藤P先輩が偶然出現。彼に誕生日を祝ってもらい、なぎさも疲れた一日が吹っ飛んだような喜びようでした。
なお、オチは、この「デート」のために作ったおにぎりの具。チョコとジャムと飴玉だったのですが、勝手に食べたポルンは最初の二つは評価。考えてみれば、同じ穀物から作ったパンなら成立する具ですし、米製品でも餡子を入れたりまぶしたりするのは成立するわけです。そう考えると、ポルンの味覚もあながち異常と言えないのかもしれません。もっとも、年とともに甘いものがダメになっている筆者としては、実証する気はおきませんが。
なお、次回予告終了後の「また見てね」画面は、美墨邸でのバースデーケーキ。一こまながら、父親が泡だて器を持っていたり、と細かく描写されています。最初から最後まで、無駄がない話だった、と言えるでしょう。
というわけで、話だけなら五指に入るほどでした。しかし、作画のほうはかなり低いレベル。とくに終わりのあたりは・・・。これで絵がしっかりしていたら、秀作になっていたかもしれなかった、と思うと残念でした。