沢泉ちゆとの交流を通じて、風鈴アスミが「好き」という感情について学んだ回でした。
それによって「好き」を理解した風鈴アスミが、シンドイーネのキングビョーゲンに対する「好き」に一定の評価をした、という描写が印象に残った話でした。
冒頭は、ラテに大量の食事を出したり、何枚も布団をかぶせるなど、前回に続く「世間知らず」描写が続いていました。
それでラテに敬遠された風鈴アスミは、自らの存在意義に疑問を持ち、姿が薄れてしまいます。
その彼女を「保護」した沢泉ちゆが、すこやか饅頭を食べさせたり、一緒に足湯に入ったり、走り高跳びの練習を見せたりして、「好き」という感情について伝える、という筋立てでした。
なお、薄れた姿ですが、すこやか饅頭を食べたらかなり戻り、足湯に使ったら完全にに戻っていました。これも「温泉療法」の一種なのだろうか、などと思いました。
ビョーゲンズのほうも、シンドイーネがキングビョーゲンへの「好き」を語っていました。
それを見たダルイゼンは、メガパーツを渡します。シンドイーネは特に感謝もせずに受け取り、それを見たグワイワルは驚いていました。
このあたりも、ただ地球を蝕めればいいと考えるダルイゼン、同じくキングビョーゲンへの想いが成就すればいいと考えるシンドイーネ、自分だけ出世しようと思っているグワイワル、という三人の特徴が非常に上手く描かれていたと思いました。
沢泉ちゆから、様々な「好き」の形を聞いた風鈴アスミですが、再会したラテに避けられ、再び姿が薄くなります。
しかし、この一日で経験した「好き」についてラテに話すことにより、信頼を取り戻し、姿も戻ってプリキュアに変身できました。
劣勢になったシンドイーネは、悔しがりながら「わたしは大好きなキングビョーゲン様に会いたいだけなのに」と独り言をいいます。
それを聞いた風鈴アスミは「大好き?」と尋ね、「そうよ、大好きよ。悪い?」と言うシンドイーネに「いえ、大好きは悪くありません。ですが…」とその想いは肯定しつつ、そこから生じる被害に対してはきっぱりと否定していました。
このやり取りも、面白いと思いました。
前回は気づきませんでしたが、この前後三話は、風鈴アスミがプリキュアの一人ひとりと交流し、それによって、この世界を理解していく、という位置づけのようです。
次回は、平光ひなたから「かわいい」を学ぶ話のようです。
これで新プリキュアのお披露目シリーズが終わり、いよいよ本格的に四人体制が始まるのでしょう。どんな展開になるのか、色々と期待しています。