花寺のどかとラビリンが喧嘩をした話でした。
このシリーズは、これまでになく、プリキュアとヒーリングアニマル(妖精)の関係を重視しています。
それだけに、喧嘩の原因を含め、どのように描くのか、たいへん気になっていたのですが、自分の想像を上回る話に仕上がっていました。
ラビリンが、通りかかったラベンダー園が使っているキャラクター「ラベンダルマ」に一目でハマります。
しかしながら、ニャトラン、さらにはペギタンにも、「ラベンダルマ」を否定されます。すると、ラビリンは自説をひっこめ、「かわいいなんて冗談」とごまかします。
いわゆる「同調圧力」というものに、ラビリンも抗えなかったわけです。
それもあって、花寺のどかにも隠れて、「ラベンダルマ」をこっそり愛でます。
しかし、それを知った花寺のどかも「ラベンダルマ」を気に入ったため、一転して喜び、二人でラベンダー園に通います。
ところが、念願の「ラベンダルマ」を入手して喜んで帰ったところで、平光ひなたとニャトランにばったり会ってしまいます。
そして、同調圧力を意識し、「ラベンダルマ」など好きではないと言って投げ捨て、その180度違う態度に驚いた花寺のどかと言い合いになってしまいました。
結局、ラビリンはルームバッグに籠もってしまい、花寺のどかは、大変つらい気分で、その夜を過ごしました。
翌日、ラベンダー園をダルイゼンが襲撃し、皆が集まります。しかし、花寺のどかとラビリンは変身できません。
戸惑う二人に対し、ラテが仲直りを促します。
そして、二人は本心を言いあい、お互いが大切であることを再認識します。その結果、変身に成功し、勝利しました。
闘いが終わり、花寺のどかはラビリンに「喧嘩をしない方法ってないのかな」と言います。即座にラビリンは「それがわかったら苦労しないラビ」と返しました。
それに対し、花寺のどかは、「そうだよねー」と言います。しかし、続けて「まあ、仲直りの方法があるから、いっか」と微笑み、それに対してラビリンも笑顔を見せました。
プリキュア同士やプリキュアと妖精の喧嘩を描いた話は、これまでもありました。
ただ、今回の話は、それがヒーリングアニマル内の同調圧力でラビリンが自分を偽った、というこれまでにない原因だったのが斬新でした。
そして、このような事は、子どものみならず、大人の世界でもありえる事です。それだけに、深く掘り下げていたと思いました。
また、今回のゲストキャラとして、ラベンダー園を経営している土生みきおが出てきました。
外見は髭が整ったダンディですが、会話は「おねえ言葉」です。そして、繁盛していないにもかかわらず「ラベンダルマ」などというキャラを作って楽しく過ごしています。
その、好きなように生きる姿は、同調圧力ゆえに不自然な言動を続けたラビリンとの対比だったのだろうか、と思いました。
また、花寺のどかは、喧嘩してから悩み、苦しみます。そして、最後はラテの仲介もあってラビリンと本音を語り合います。
その間、最後にちょっと涙が飛んだものの、落涙はしませんでした。自分的にはこの描写も強く印象に残りました。
毎週の事ですが、今回も主題をはじめ、さまざまな点で感心させられました。
次回は、かつて仲が良かった三人の高齢者が出てくる話のようです。それをプリキュア三人と対比させるのでしょうか。
自分がプリキュアより高齢者のほうが世代的に近い事もあり、ゲスト三人がどんなキャラなのか気になっています。それとプリキュアがどう関わり、どんな話が描かれるのか、楽しみにしています。