「プリキュアコレクション」として、なかよし連載と描きおろしをまとめた、「スタートゥインクルプリキュア」の第2巻が発売されました。
アニメでは、観星中学校を舞台にした話と、宇宙に出て異星人と交流する話が交互に描かれていたのですが、漫画では、宇宙旅行の比率が非常に高くなっていました。
「お、今回は地球で、香久矢まどか話か」と期待したら、彼女そっくりの月星人が出てきて、香久矢まどかの存在感は薄れた、などという話があったほどでした。
もちろん、そこに出てきた「宇宙人」の異常さは、地球人が持ち合わせている異常さを投影させているものです。
とはいえ、そんな話ばかり描くくらいなら、姫ノ城桜子の複雑な性格や、星奈輝美の漫画家生活のような話を描けなかったのだろうか、と思いました。
あと、単行本描きおろしの「寒冷な星が温暖化して問題になっていたのを、イマジネーションで、トロピカルな観光地にして解決」というのは、環境問題を軽視し過ぎでは、と思いました。
というわけで、率直に言って、プリキュアの漫画シリーズとしては、非常に残念だったと思っています。
アニメシリーズの感想を率直に言うと、面白かった話だけを集めれば非常に素晴らしいシリーズになるけれど、何度も繰り返された中身の薄い「宇宙旅行話」のおかげで、全体を見れば、印象が薄かった、というものでした。
その残念な部分だけを漫画にしてしまった感じで、本当に勿体無く思っています。
まあ、東映アニメーションとの折衝などがあって、こういう展開にせざるをえなかった、というのがあったとは思います。
また、アニメシリーズにおける、五人のプリキュアの為人の描き方が、非常に薄かったので、彼女たちを活かした話を作りようがなかったから、というのも理由だったのかもと思っています。
新たに始まった「ヒーリングっどプリキュア」では、上北さんらしい、活き活きとしたキャラ描写を楽しませてもらっています。
これまでの一年からV字回復するような、楽しい漫画を読めることを、強く期待しています。