漫画で初となる宇宙旅行編でした。
そこでたどり着いた星は「かわいい」の概念が地球と真逆、という設定でした。
その厳しい状況で、星奈ひかるがイマジネーションを発揮し、交流に成功した、という筋立てでした。
訪問先の「デ・ザミ星」は、「かわいい」と「グロい」が地球と正反対、という特性を持っていました。
それに気づいた羽衣ララは、即座に飛び立とうとします。さまざまな異星交流の経験があるだけに、このように即断できた、という描写も上手いと思いました。
しかしながら、星奈ひかるは、デ・ザミ星人との相互理解を実現しようとします。
羽衣ララは、「仕方がないルン!価値観が違うルン!」と反論しますが、それに対し、星奈ひかるは、「違っても、ララとは友達になれたよ」と言いました。
それを聞いた羽衣ララは、これまでの事を「オヨー」と言いながら思い出していました。そして、プルンスが立ち去ろうと言うなか、「やっぱり、住人たちとちゃんと向き合ってみようルン」と星奈ひかるに同調しました。
星奈ひかるはイマジネーションを発揮し、地球の「かわいいもの」とデ・ザミ星の「かわいいもの」をくっつけて、「キモカワキャラ」を作りました。
すると、デ・ザミ星人の一人がそれに好感を表明します。
そこから相互理解が進み、最後は、友好的な形で分かれることができた、という形で話は終わりました。
価値観の違う宇宙人との遭遇という主題で、これまでいろいろな話が描かれました。
自分としては、星新一さんの短編でそのような話をよく読んだものでした。
また、誰もしらないとは思いますが、31年前に描かれた、宇宙戦艦金剛・自主規制の星という、共通点がある設定の話があります。
この話と正反対の結果に終わったのですが、その対比が自分的には楽しめました。まあ、こんな楽しみ方をしたのは、この世の中では自分だけでしょうが…。
話がちょっとそれましたが、この作品の主題の一つである「異星人との交流」において、上北ふたごさんならではの設定並びに問題解決を描いた、非常にいい話だと感心させられました。