星奈ひかると羽衣ララの相違点を軸に、二人が大喧嘩する直前まで描いた話でした。
それを仲裁する、という形で、次回プリキュアになる天宮えれなが初登場する、という展開も印象に残りました。
まだまだ全容は明らかではないですが、星奈ひかるというキャラの特徴は、これまでのどのプリキュアとも異質のものがあるのかも、と思えてきた話でもありました。
プリンセスの力を探す、という筋立てでした。
羽衣ララは、得たデータを分析し、その結果が出てから動く、という方針です。一方、星奈ひかるは、最小限の情報をもとに行動する、という方針でした。
地球に初めて来た羽衣ララが、そのような行動方針を取るのは、ある意味当然です。ただ、それが、星奈ひかるは理解できません。
このあたりの描写で、星奈ひかるの個性はかなり変わっていると思いました。ちょっと古いたとえですが、元野球選手の新庄さんは、その独特の行動や発言から「宇宙人」などと呼ばれていましたが、星奈ひかるには、それに通じるものがありました。
そのような「宇宙人」な言動を、宇宙から来た羽衣ララが理解不能と反発する、というのが面白いと思いました。
そして、小競り合いが続き、ついに一触即発、というところに、天宮えれなが現れます。
たまたま、家業である花屋の前で二人が言い争っていたのを見て、一輪の花を出して止めに入ります。
ただ、説教をするような事はなく、自分の家族の話を出して、解決案を提示する、という非常に「大人な」話し方でした。
短い初登場でしたが、どのような人なのかを、非常にうまく描いていたと思いました。
あと、星奈ひかるが、彼女のことを日頃から「天宮えれな」と、「呼び捨てフルネーム」で呼んでいた、というのも興味深いと思いました。
この天宮えれなの仲裁もすぐには効かず、さらに二人の関係は悪化していきます。
そして、ついに星奈ひかるは「ララちゃんなんか大嫌い」とまで言いそうになりました。しかし、それを見て涙したフワを見て、その一言は何とか言わずにすみました。
ここまで仲間に対して敵対的な感情を露わにする、という描写もプリキュアでは珍しいと思いました。そのあたりからも、これまでにない個性を持つ星奈ひかるの描き方が印象に残りました。
そして、再び天宮えれなの言葉を思い出し、二人がお互いに非があった事を認め、喧嘩は終わりました。
その後、初参戦である敵幹部・テンジョウに協力して勝った事もあり、二人の仲は完全に修復します。
もっとも、ある意味、水と油みたいな違いがある二人ですから、今後も、色々と個性のぶつかり合いはあるのあろうと思いました。
星奈ひかると羽衣ララの違いの描き方と衝突が、色々と興味深く描かれた話でした。
また、そこの割って入った天宮えれなの描き方も非常によく、楽しめた話でした。
次回はその天宮えれながプリキュアに変身する話です。今回描かれなかった部分も含めて、どのような為人なのだろうかと、今から大変楽しみにしています。