漫画「アラモード」単行本2巻

 単行本「プリキュアアラモード2巻」が発売されました。
 「なかよし」掲載の話に加え、描きおろしの漫画とイラストが収録されています。また、特装版には春の映画と連動した、過去3シリーズのプリキュアが共演した描きおろし話が掲載されています。
 イラストについては、プリキュアだけでなく、漫画版には出てこなかった、アニメの敵キャラも描いていました。
 ジュリオ・ビブリーのイラストにキラ星シエルを加えたトリオにしていたのが興味深いと思いました。

 特装版の描きおろしは、「魔法」「スイーツ」「子育て」という、かなり異なる三つの主題を短い漫画に詰め込んだため、かなり慌ただしい話になっていました。
 一番、印象に残ったのは、魔法の暴走でピンチになり、野乃はなが「集まって!ハグしよ」と言った時に、当然のように「もう、してるけど」と返した琴爪ゆかりでした。
 上北さんのツイッターでは、琴爪ゆかりと剣城あきらが非常に多く描かれています。その想い入れならではの、極めて自然な言動でした。

 「プリキュアアラモード」の描きおろしは、アニメ最終回で描かれた「数年後の六人」が一堂に会した話でした。時系列的には「アニメの最終回で描かれた数年後の前日譚」との事でした。
 冒頭のページで「学業とキラパティを両立させて世界をまわっている」という宇佐美いちかの独白が入ったのは、アニメがそのあたりをきちんと描かなかっただけに、さすがのフォローだな、と感心させられました。
 話のほうは、再会した六人がドライブしたりダイビングをしたり楽しむ、という展開でした。
 剣城あきらの服装を見た、宇佐美いちかは「ゆかりさんコーデ」と言っていました。また、ドライブ中の二人の親密さを見て、「中学生組」は、二人が連絡を取り合っていたのでは、などとうわさ話をしていました。ちなみに、琴爪ゆかりは、「中学生組」とはメールも手紙を交わしていなかったそうです。
 なお、六人の外見ですが、基本的にアニメ最終話のラストと同じでした。ただし、琴爪ゆかりだけは、アニメと違い、ロングヘアのままでした。これにも、上北さんのこだわりが何かあるのだろうな、と思いました。

 いろいろ楽しんだり、宇佐美いちかが皆と距離ができたのでは、と悲観したりしますが、最後は、「基本」の皆でスイーツ作りになりました。
 久々にキラパティの服を着てウェディングケーキを作りました。
 そして、ウェディングケーキだからという理由で、「ファーストバイト」をやります。漫画プリキュアでこれをやったのは、あの伝説の「ドキプリ4話」以来、二度目の事です。
 そして、琴爪ゆかりと剣城あきらがアップで描かれていました。これも、上北さんの想い入れゆえでしょう。
 とりとめのない描写が多かったのですが、最後の「プリキュアアラモード」を存分に楽しめました。
 漫画「プリキュア」は毎年面白いのですが、今年は特に名作ぞろいだったと思います。また、上北さんの想い入れの強さもひしひしと感じました。
 改めて、この作品に出会えて良かった、と思った単行本2巻でした。