「アラモード」第40話

 グレイブ退場回かつ、「終わりの始まり」となった話でした。
 そして、プリキュア最大の危機を、意外なキャラが助けた話でした。そのキャラ選定に感心させられました。
 色々と深い描写があり、感心させられた話になりました。

 冒頭、ピカリオの復活を大喜びするキラ星シエルの描写から始まります。
 緊迫した戦闘状態をわきまえず、嬉しそうにピカリオに抱きつく描写は強く印象に残りました。
 それだけ嬉しかった事が、よく伝わってくる描き方でした。見ていて、羨ましさを感じたほどでした。

 最強モードになったグレイブの猛攻に対し、ピカリオとビブリーといった元幹部コンビが協力して、時間稼ぎをした、というのも面白いと思いました。
 しかも、その時間稼ぎで得た好機を、プリキュアが活かしきれず、作戦失敗となる、というのも見ていてどうなるのだろうか、と思いました。
 さらに、そこでプリキュアを妨害するのが、宇佐美いちかには父・源一郎で、琴爪ゆかりと剣城あきらには、ファンクラブ会員という役回りも興味深く見ることができました。
 そして、この絶体絶命の危機を救ったのが、「三つ星ニャンコ」だった、というのも、驚くと同時に感心させられました。
 このキャラは、序盤から、少ない出番で存在感を見せていました。その価値をここで出してきたのは凄いと思いました。
 このシリーズはプリキュアが6人いるのに加え、妖精や元敵キャラなどが目立つなど、一般人(や動物)の出番は少なくなっています。そんな中から、このようなキャラチョイスをしたのは本当に上手いと思いました。

 そして、グレイブの過去が明かされました。人間社会で金と権力を極めながら、人が離れていった、という設定です。
 外見の共通性も有り、先日、日本に来た某アメリカ人と思い切りかぶっていると思いました。そして、その人やその娘が来日中、忠犬のように振る舞っていた日本人がいましたが、あれが自動車と一体化した後のディアブルみたいなものだな、などと思ったりもしました。
 さらに、力尽きた後、エリシオによってカードにされる、という設定にも驚かされました。
 それを見た時、ピカリオとビブリーが強く反応していたのも、「一歩間違えれば自分も同じ運命を辿った」という恐怖が巧く伝わっていたと思いました。

 次回からは、いよいよ終盤に入ります。キラ星シエルとピカリオ回ですが、こうやって一人ひとりのプリキュアを描いていくのでしょう。、
 それに対峙するのがエリシオなわけです。できれば、夏の時のように、日常描写でエリシオがプリキュアに干渉するのは減らし、成長したプリキュアたちをじっくり描く展開になってほしいものだと強く願っています。