「アラモード」第36話

三話続いた、「二人のプリキュア」に焦点をあてた話」シリーズの最後でした。
率直に言って、これまでの二話が消化不良気味だったのでした。しかし、今回の話は、非常に面白い話になっていました。
本シリーズならではの良さが随所に出ていた話でした。

いちご坂の町内会での運動会に皆が参加して楽しむ、という話でした。
特に勝負にこだわる事なく、「楽しむ」を主体にした展開でした。
剣城あきらが、風邪をおして出場しようとするのですが、皆でとめ、それを剣城あきらもあっさり了承します。
世の中では「怪我や病気をおして出場」が美談になる傾向があるのですが、このように「風邪だから休む」のほうが本来は当たり前です。それだけに、この描き方もよかったと思いました。
また、風邪を隠そうとする剣城あきらに対し、宇佐美いちかが唐突に「名探偵」の衣装をまとって謎解きを始める、というのもこのシリーズらしい面白さを感じました。
そして、脇にまわった四人が、運動会の競技とスタッフとしてそれぞれ出番があった事、琴爪ゆかりだけは、剣城あきらと争わないようにしていた、という描き方にも感心しました。

戦闘においても、宇佐美いちかと剣城あきらを軸にしつつ、他の四人を霞ませない、という描き方がされていたと思いました。
あと、ディアブル退場回ともなっていました。彼の瘴気で喧嘩が始まる、という展開がなくなるのは、嬉しい限りです。なお、今回はその「瘴気で喧嘩」を最小限に抑えたところも好感が持てました。
それにしても、必殺技を受けて回復しようと露天風呂(?)に入ったところを、グレイブに轢かれて力を奪われる、という描写も笑撃的でした。

看病されて額があわさって真っ赤になる、というオチも、このシリーズの奔放さが出ている、と思いました。というわけで、最初から最後まで楽しめ、かつ「アラモード」というシリーズの良さを堪能できた話になりました。
次回は、映画の予告編みたいな話になるようです。自分は映画に行く予定ですが、行かない人でも楽しめる話になることを願っています。