「アラモード」29話

 琴爪ゆかりの複雑な心境が描かれた話でした。
 第25話を見た時は、あれだけ自信満々だった彼女が「弱さ」を見せたのは、ジュリオ(=ピカリオ)を守れなかった事にあるのでは、と解釈していました。
 しかし、今回の話を見たところ、それより、むしろ剣城あきらに対する複雑な心境があるのでは、と思うようになりました。
 改めて、猫のように気まぐれで、簡単に理解することができないキャラなのだな、という印象が強まりました。

 とりあえず、これまで同じように、「魚の死んだような目」になった、宇佐美いちか・キラ星シエル・立神あおいが、いずれも一時は敵の術中に落ちたのに対し、琴爪ゆかりは、一瞬たりとも自分を失う事がなかった、という展開に驚かされました。
 特に前々回で、立神あおいがエリシオに操られた事を考えると、その対照的な描き方がすごいと思いました。
 あらためて、琴爪ゆかりが「最強のプリキュア」として別格扱いされているのだな、と感じました。
 あと、剣城あきらの、「マカロン、いや、ゆかり!」という台詞も印象に残りました。
 重要な場面で、「プリキュア名」でなく、本名で呼ぶ、というのは、プリキュアの定番ではあります。
 とはいえ、こういう形での「本名呼び」は極めて珍しいと思いました。
 あと、エリシオの世界から抜け出した琴爪ゆかりが、自らの意志で、剣城あきらに「お姫様抱っこ」された、という描写も強く心に残りました。

 とにもかくにも、見れば見るほど、その深さが味わえる、琴爪ゆかりの描写でした。
 改めて、このシリーズのキャラ描写の深さに感心させられました。
 もっと何度か繰り返し見れば、さらに新たな発見があるのでは、と思っています。
 本当に凄いシリーズだな、と改めて思わされた話でした。
 次回、(もう9時間後なのですが…)の剣城あきら回も、大変楽しみです。