朝日奈家のみんなが、クラスメートの女の子二人を連れて海水浴に行く話でした。
ただ、その海水浴は花海ことはの魔法披露大会となってしまっていました。
その後始末に朝日奈みらいと十六夜リコが奔走します。
花海ことはは、その事を知りませんでした。それを教えたのがヤモーだった、というのが興味深い話でした。
冒頭、海へのドライブから始まります。なぜか、海が見えてから、長瀬まゆみと勝木かなに対し、花海ことはを紹介していました。
この場面に象徴されるように、今回の筋立ては、かなり無理な部分が少なからずありました。
たとえば、朝日奈大吾は、見ず知らずの海の家の製氷機故障修理をボランティアでやっています。その機械ヲタぶりはいいのですが、他所様のお子さんを二人預かって海に連れて行く、という責任をすっかり忘れてしまった感じでした。
しかも、結局、氷を作ったのは花海ことはの魔法です。当然ながら、製氷機だって魔法で治せたわけです。それだけに、朝日奈大吾にこのような行動をさせた意味が余計わかりませんでした。
そして、海水浴のほうも、花海ことはの魔法への対応で、朝日奈みらいと十六夜リコは全然楽しめません。疲れに行ったような感じになりました。まあ、これは「親」の宿命なのかもしれませんが…。
とはいえ、せっかくなんだから、「魔法のドタバタ」をもう少し短くし、その分、皆が海水浴を普通に楽しむ描写を増やしても良かったのでは、と思いました。
特に勝木かなは、「魔法目撃者」以外にも、色々と興味深いキャラです。長瀬まゆみともども、もっとそのあたりを描いてほしかったのに、と思いました。
ただ、花海ことはの魔法で迷惑をこうむった事を、本人に直接伝えなかった、というところには、実質「生後半年」である彼女を型にはめずに育てようという、二人の「育児方針」の徹底と、優しさを感じました。
また、最後に花海ことはが謝った時の対応と、魔法の件でやんわりと注意した描写にも、それが一貫していたと思いました。このあたりの丁寧な描写には感心させられました。
また、二人が疲労困憊していたという実情をヤモーが伝えた、というのも面白いと思いました。このキュアフェリーチェデビューシリーズにおける、ヤモーの描写は、印象深いものが多々ありました。
キュアフェリーチェの成長において、彼の存在も無視でいな、とも思いました。
今回は、自分を蘇らせたラブーに対し、「ドクロクシー様の御膳です。お静かに」と、反論を許さない迫力で言う描写が印象に残りました。
予告を見ると、次回で退場のようですが、ぜひとも最後までドクロクシーへの忠誠を貫いて欲しいものだと思っています。