天ノ川きらら話の前編でした。
シリーズ終盤に一人のキャラにスポットをあてた話を作るのはよくある事ですが、前後編にするというのはかなり珍しいと思います。
それだけ、つくり手のキャラへの想いが強いという事でしょうか。
そして、「仕事(=将来への夢)を取るか、プリキュアを取るか」という二択が描かれたという、これまた珍しい話でもありました。
前半は、天ノ川きららの人気が高まり、アメリカに行われるショーに選ばれた、という話が描かれます。
そして、天ノ川きららに憧れてモデルを目指している明星かりんが今回のゲストキャラとして登場しました。
せっかく、その天ノ川きららのアシスタントになれたというのに、本人にはその憧れは隠すという、ちょっと不思議なキャラです。
もしかして、実際は「憧れ」よりも強い感情を持っているのかも、などと思いました。
ただ、これまで、天ノ川きららに関わったキャラが、母親の天ノ川ステラをはじめ、ボワンヌ・一条らんこと、強烈な印象を持つ人ばかりだったのですが、彼女は「天ノ川きららへの憧れ」以外の属性がないので、今ひとつピンときませんでした。
そして、いざアメリカに行く、というところで明星かりんが夢を奪われ、闘いが始まります。
春野はるかをはじめ、皆は天ノ川きららに空港に行くように促し、最初は彼女もそれに従います。
しかし、襲撃の際に、明星かりんの自分に対する憧れを知った事もあり、引き返して闘い、勝利しました。
その結果、アメリカのショーはドタキャンとなり、それで天ノ川きららの評判がガタ落ちし、国内の仕事も激減、となってしまいます。
皆の前では、それを気にしないそぶりを見せる天ノ川きららですが、部屋に戻って一人になった時は、寂しそうな表情で星空を見上げます。そこで話は終わりました。
途中、海藤みなみが海の映像を見て、夢に向かって進む天ノ川きららと自分を比較する、という描写がありました。
次々回からは、それを軸にした彼女の話になる、という伏線なのだろうな、と思いました。
それはともかく、今回の話ですが、ゲストキャラの属性が「憧れ」しかなかったせいか、あまりインパクトがありませんでした。
あと、「プリキュアか仕事か」という二択を設定する、というのも自分的にはどうなのか、と思いました。
ついでに言うと、アメリカのショーをキャンセルして仕事が減った、という設定も違和感がありました。
天ノ川ステラのショーにもゼツボーグが現れたように、この世界でも広く、ディスダークの襲撃は認識されているわけです。
ならば、「同じ事務所のアシスタントがディスダークに襲われ、それを助けようとして飛行機に遅れた」と事実を率直に発表すればよかったのではないでしょうか。
そうすれば、美談としてマスコミが飛びつき、むしろ今までより仕事が増えたと思うのですが…。
それらの事があり、やや消化不良な点もありました。
まあ、今回は前振りで、メインは次回なのでしょう。予告でもボワンヌが目立っていました。
シリーズの全体を通しても、かなり強烈な個性ならびに、周囲の人々を持つプリキュアである天ノ川きららの集大成になるような話になることを期待しています。