なかよし2015年9月号「プリンセスプリキュア」

 赤城トワがプリキュアチームに加入する過程を描いた話でした。
 先月号では「トワイライト」として登場していましたが、そこから赤城トワ=キュアスカーレットになる過程は、極めてあっさりと描かれていました。
 そして、海藤リゾートでの夏休みに参加した紅城トワですが、アニメ以上に豪快な「世間知らずのお姫様ぶり」を見せます。
 ブティックに行けば、「当店オススメの夏コーデ」を全品注文し、海藤ホテルには「全館貸切の見積もり」を要求していました。
 それを、天ノ川きららが呆れながら突っ込んで、海藤みなみと春野はるかがフォローする、という展開になっていました。

 そして、四人はスイカ割りイベントに参加します。
 ここで、海藤みなみは本格的な剣道で、天ノ川きららは「きらら!ビーチのランウェイよ」というアドバイスを活用して見事にスイカを割りました。
 続いて、春野はるかは、棒をスイカに命中させられませんでしたが、転んだ勢いの「ヘディング」でスイカ割りに成功します。
 そして、いよいよ紅城トワの番になりました。
 目隠しされ、視界が閉ざされると、紅城トワはディスピアに誘拐された事を思い出してしまいます。
 そのため、動けなくなってしまいますが、春野はるか、さらには海藤みなみと天ノ川きららの声援をきっかけに自分を取り戻し、示現流みたいな棒さばきで、見事、スイカを割りました。
 割ったあと、三人が駆け寄って祝います。
 ここで、海藤みなみがその割っぷりを「種ひとつ飛ばさず、本当に麗しいわ」と、「トワイライト」の決め台詞を使って褒めたのが印象に残りました。
 また、最後の場面でも、海藤みなみが「スイカ割りでトワが心を開くなんてお手柄ね、はるか」と言い、それに対して「わたしはスイカ、みんなで食べたくて、それだけですよ」と言うと、天ノ川きららが「ま、そーゆーことにしとく」と突っ込む、というかけあいがありました。
 このあたりも、三人らしさが良く出ており、その巧さに感心させられました。

 上北さんならではの紅城トワの解釈、さらには、彼女を元気づけようとする三人が、三者三様で個性を発揮していました。
 一人ひとりの「スイカ割りシーン」にもその「らしさ」が存分に発揮されており、毎度の事ながら、感心させられた話でした。