漫画や無印アニメのベースがない、はつの「にゅー」完全オリジナル話でした。
前半は面白いところもあったのですが、メインとなった後半は、かなり残念な内容になっていました。
そのなかで青山雅也については、まいどながら、漫画や無印アニメ以上に強烈な「らしさ」が出ていました。
非常に興味深く楽しめたのは、兄の誓司に、留学を勧められた藍沢みんとの描写でした。
親の会社を継ぐつもり、というのは元からの設定ですが、ここでは踏み込んで、ビジネスモデルのプレゼンを経営者を審査員にしてやっている事が描かれていました。
その場での優勝はなかったのですが、審査員の一人である海外の経営者から高い評価を受けて留学を勧められます。
一旦は笑顔になりましたが、期間が3年という事で表情が曇り、保留と回答しました。
「留学すれば、藤原ざくろさんをはじめ、ミュウミュウの皆と別れるから」というのを台詞にせずに視聴者に伝える、という描き方がうまいと思いました。
また、誓司に、「子ども扱い」で髪を触られたときの表情からも、兄への義理と本音が描かれており、短いながら印象に残りました。
あと、ミュウミュウのLineグループで、それぞれが送ったスタンプに個性が出ていたのお面白いと思いました。特に、藤原ざくろさんの意外性があり、楽しめました。
一方、話のメインである、「宮崎先輩にデートに使えと貰ったコンサートのチケットを、桃宮いちごに渡そうとするが上手く行かない青山雅也と、それを応援するミュウミュウ4人」については、かなり残念だと思いました。
設定が無理すぎますし、ドタバタしているうえに、4人の「らしさ」が出ていたのは、「藤原ざくろさんが英語に堪能」という属性くらいでした。
企画が藤原ざくろさん、というのも、彼女のプロ意識から考えるとかなりの違和感がありました。
ただ、そんななか、仕事中であろうとおかまいなく、チケットを渡そうとするあたりには、青山雅也の強烈な「らしさ」が出ていたと思いました。
それにしても、いまだにディープブルーが出てこないのが気になります。
特に、この時点で「にゅー」オリジナル話を出したという事は、今後の展開が、漫画・無印アニメと異なって行くことの示唆なのかとも思っています。
もっとも、次回はネコ化話で、フランソワとアルトが出てくるという話です。どこで「にゅー」らしさを出すのか、楽しみにしています。