「ヒーリングっど」第32話

 第17話の続編でした。
 題名も、17話が「ちゆのおかみ修行」であるのに、対し、「ぼく(沢泉ちゆの弟・とうじ)のおかみ修行」となっていました。
 17話で描かれた、ペギタンが持った沢泉とうじへの対抗心、という設定もうまく回収されていました。

 前回、シンドイーネがパワーアップした事を受け、キングビョーゲンはダルイゼンとグアイワルにもパワーアップを支持します。
 過去シリーズのボスキャラと比べると、かなり具体的なレベルで、部下たちを評価したり指示していると思いました。
 それを聞いたグアイワルは即座にメガパーツを自らに入れますが、ダルイゼンは躊躇します。
 なにかの伏線かもと思いましたが、次回予告を見たら、ダルイゼンもパワーアップをしていました。

 一方、プリキュアのほうは、クラスメート数人と一緒に、学校の体験学習で、「旅館・沢泉」で働く、という設定でした。
 なお、風鈴アスミもこの企画に参加していました。すこやか中に入学していたようです。放映中止のからみで、転入話を描けなかったのだろうな、と思いました。
 花寺のどかは掃除で、平光ひなたは接客で、それぞれの良さやちょっと苦手な点などを丁寧に描いていました。
 また、沢泉ちゆが部屋に飾られた花に気遣うという、第17話を受けての成長ならびに、それを祖母の沢泉はるこに評価される、という描写にも感心させられました。

 そして、今回の主題である沢泉とうじですが、頑張りが空回りしています。
 一方、ペギタンのほうですが、当初は第17話同様、自分が彼より上でありたい、という意識で見ていました。
 しかし、失敗を繰り返しながら頑張る沢泉とうじを見て、彼を応援するようになります。
 このような形で、「地が出た」というのも面白いと思いました。
 そして、風鈴アスミを介して、自分が頑張りを見ている事を伝えます。
 それに自信を持った沢泉とうじは、戦闘中に、客の「力さん」が連れていた犬を助けるために、体を張りました。
 それを、変身中の沢泉ちゆに褒められ、それが確固たる自信になった、という話でした。

 姉を目指して苦労する沢泉とうじを軸に、プリキュア四人の良さをいろいろな形で描いたいい話でした。
 また、ペギタンの心境変化など、第17話との組み合わせという点でも旨さを感じさせられました。
 ところで、今回の題名は「ぼく(沢泉とうじ)のおかみ修行」となっていました。
 第17話にあわせる意味もあったのでしょうが、昔だったらこの題名にならなかったと思います。
 それだけ、世間のジェンダー平等が浸透しているのだな、と思ったりもしました。
 次回は、かつての花寺のどかの主治医が出てくる話です。敵は、パワーアップしたダルイゼンのようです。
 病気の因縁なども出てくるのでしょうか。どんな展開になるか、楽しみにしています。