「魔法つかい」第37話

 これまで、魔法界に行くたびになぜか出続けていた謎の人気食品「冷凍みかん」がついに主役に躍り出た話でした。
 また、校長やモフルンなどの「入浴シーン」がふんだんに描かれた話でもありました。

 魔法界に行くカタツムリニアの車内販売で、冷凍みかんが品切れ、という描写から始まります。
 ここで、わざわざ、みかんが寂しそうな顔をしているイラスト入りの「品切れ告知ポップ」を作った事に感心させられました。このシリーズの作り手の、冷凍みかんに対する思い入れを見せつけられた感じでした。
 その思い入れの驚異的な強さを痛感したのは、冷凍みかんの「製造過程」でした。
 魔法界は、学校のある場所は常春である一方、常に夏の「ぬっくい島」があります。そこで採れたみかんを、常冬の「ひゃっこい島」に搬送して、そこでアイスドラゴンのため息を用いて冷凍する、という仕組みになっていました。
 ならば最初から、「ぬっくい島」で採れたみかんを、学校などがある中心部に運べば、一年中新鮮なみかんが食べれるはずなのですが、何かそれでは不都合があるのでしょうか。
 中華料理などでは、よく食材を干すことによって味を高める、という話を聞きますが、魔法界のみかんも同様に、冷凍し、解凍する事により、味が高まるのだろうか、と思いました。
 そして、失敗作の冷凍みかんが口に入ってしまい、そのまずさに怒って闘いを始めるベニーギョ、という描写も面白いと思いました。このキャラは、本当に出るたびに何かやってくれるので、いつも楽しく見ています。
 その後の展開では、校長・水晶・モフルン・チクルン・アイスドラゴンと、「入浴シーン」が頻繁に描かれた事が気になりました。
 昨年から水着が解禁されましたが、今度は、入浴シーンの解禁でも目指しているのだろうか、と気になったりもしました。
 結局、花海ことはの魅力(?)で冷凍みかんは何とかできますが、根本的な原因は解決されないまま、といった感じでした。
 この、繰り返し描かれている、「魔法界の異常気象」が何の伏線になっているのか、非常に気になる所です。

 次回は魔法学校のハロウィンイベント話です。魔法学校独特のルールがあるようですが、それを巡ってどのような話が描かれるのでしょうか。朝日奈みらい・花海ことはの「新参組」と、十六夜リコと三人組の「魔法界ネイティブ」とのギャップなども描かれるのでは、と楽しみにしています。