十六夜リコと花海ことはが夏に里帰りし、それに朝日奈みらいが一緒に行くという話でした。
魔法学校での食堂描写が楽しめた話でした。他にも、花海ことはの魔法学校デビューや、ラブーが初めてプリキュア達の前に現れるなど、シリーズ後半が本格的に始まった事を感じさせられた話でした。
校長とリコパパの電話という最近の定番となった前振りのあと、三人が魔法界にやって来ます。
遊ぶ気まんまんの言動を見せる、朝日奈みらいと花海ことはに対し、十六夜リコは「自分だけは違う」というポーズを取りますが、花海ことはの魔法でかばんを開けられ、自分も遊ぶ気まんまんである事をバラされてしまいました。
この描写を見た時は、「たとえ家族のような存在であるとはいえ、他人のプライバシーを晒すような魔法を使ってはいけない」と、花海ことはにに二人が教える必要があるのでは、と思いました。
魔法学校では夏祭りの準備で皆が登校していました。そんななか、花海ことはは、魔法学校の制服を魔法で出すなどして、一躍有名人になってしまいます。
既に魔法学校で学ぶことなど何もないレベルの魔法つかいだと思うのですが、制服を作ったところを見るとこちらに入学するのでしょうか。
そして、ジュン・ケイト・エミリーとの再会になります。花海ことはは、自分は妖精のハーちゃんだと自己紹介しますが、三人には信じてもらえません。ここで、朝日奈みらいと十六夜リコがフォローを入れなかったのが不思議でした。
続いて、魔法学校の食堂に移動となります。この食堂は生徒証を読取機にかざすと入場でき、あとは食べ放題という仕組みになっています。
春先に朝日奈みらいを無料で入学させ、寮をはじめ制服やホウキまで無償供与した時も思ったのですが、魔法界は、学校教育に非常に力を入れているようです。
国の基幹エネルギー(?)が「魔法力」で、それを維持・発展させるために魔法の教育が重要だ、という観点によるものなのでしょう。「ナシマホウ界」も見習ってほしいものだと思いました。
そして、皆が喜んで食べる中、十六夜リコはその食べ過ぎを批判しつつ、自分もしっかり食べています。さらに、「別腹」といってパフェまで食べていました。
そして、この話には意外な所にオチがありました。夏頃から「またみてね」が視聴者の投稿ハガキから、スタッフの描きおろしに変わったのですが、そこで、十六夜リコは大量のダイエット本を抱えていたのです。
この「またみてね」はセンスが良くて好きなのですが、このような「オチ」として機能させた事に感心させられました。
あと、ここで青果店のトッドが久々に登場します。そして一時期非常に目立っていた「冷凍みかん」の話題になります。今年は、トッドの青果店ができてから262年の中でも前例のない、「みかん不作」のため、冷凍みかんは作れないとのことでした。
面白いところで伏線を張るものだと感心させられました。同時に、常春の魔法界なら、いつでもみかんを収穫できるのに、なぜ冷凍みかんを作る必要があるのだろうか、とも思いました。
その後、十六夜リコが花海ことはを寮に案内します。一方、朝日奈みらいと校長が懐かしの「杖の樹」の前で話していたところに、ラブーが現れました。
彼が使う技は「魔法」ではなく「ムホウ(無法?)」だそうです。その力で、ヨクバールよりさらに強い、「ドン・ヨクバール」を生み出しました。この名前付けも上手いと思いました。
なお、ラブーの話だと、闇の魔法は、「ムホウ」を模したものとの事でした、クシーがドクロクシーになった事と何か関係がありそうだと思いました。
そして、ラブーが従っている「あのお方」の名前が「デウスマスト」である事が判明しました。ただ、ラブーは「様」をつけずに呼び捨てていました。前回のひとりごととあわせて見ると、絶対的な忠誠を誓っているわけではなさそうです。
そのドン・ヨクバールのパワーに圧倒されるも、花海ことはの技で止めたあと、ダイヤモンドエターナルでとどめを刺して勝利となりました。
とりあえず、食堂で食べ放題を楽しむ皆と、「またみてね」のオチとの組み合わせの絶妙さが強く印象に残り、かつ楽しめた話でした。
次回は、今回の準備の成果を出す、夏祭り本番話です。
歴代シリーズでは、何度か秋の文化祭が描かれました。自分的には、「前の話で祭りの準備を描くと名作クラスの話になる」と思っています。それを考えると、次回のお祭り本番話はかなり期待できると思っています。