なかよし2015年1月号

 「ハピネスチャージプリキュア」は、アニメ41話をベースにした話でした。
 大筋は同じですが、細かい所で深みが増していました。
 冒頭で、ミラージュがファントムに出撃を命じます。しかし、単に「全員倒せ」ではなく、ブルーは最後まで生かして、絶望を味あわせろ、と細かく注文をつけていました。
 この一言からも、いかの彼女がブルーに傷つけられていたかが分かりました。
 続いて、チョイアークを蹴散らしたプリキュアの前に、ファントムが現れます。

 アニメでは、謎の霧を使ってプリキュアを分断し、大森ゆうことファントムの一騎打ちにしていましたが、漫画では普通に四人で闘っていました。
 ただ、ファントムと会話するのは、大森ゆうこだけでした。
 これだけを見るとちょっと奇妙な感じもします。しかし、先々月号で、大森ゆうこがワンランク上の高みに立っている、という事をあらかじめ描いていたため、何ら違和感はありませんでした。
 そして、その彼女ならではの鋭い感性で、ファントムの心境を把握しました。
 それに合わせる形で、他の三人もファントムに話しかけ、イノセントプリフィケーションを放ちます。
 それを受けたファントムが、そこから伝わってきた大森ゆうこの笑顔から、かつての巫女ミラージュの笑顔と温かさを感じる、という描き方も上手いと思いました。
 そして、本来の姿である「妖精・ファンファン」に戻るのですが、その姿になっても、ブルーへの恨み・敵意は一切変わっていません。
 ミラージュへの想いが変わらないなら、こうなるのも当然です。このあたりも、細かいながら感心させられました。
 一方で、大森ゆうこには180度違う態度を見せ、いよいよミラージュとの元に向かう、という所で話は終わりました。

 パッと見るだけだと、アニメをなぞっているだけという話に見えます。
 しかしながら、ところどころで、アニメで感じた違和感が払拭されていました。
 毎度の事ながら、「上北さんが手本を見せた話」だと思いました。
 ところで、漫画の後に掲載されていた放映予告を見ました。これ以上、敵がいないのにどうやってあと2ヶ月続けるのか、と気になっていましたが、相楽誠司を「悪堕ち」させる、という展開になる事が明らかになっていました。
 彼がブルーに抱く嫉妬心、というのが伏線だったようです。
 確かに驚きはしましたが、「何だかな…」という印象が拭えませんでした。
 具体的にどうやってディープミラーが相楽誠司を洗脳するのかは分かりません。ただ、そのきっかけとして、ブルーが愛乃めぐみにだけ「名前呼び」を許可したというの使われるでしょう。
 改めて、「諸悪の根源はブルー」と思うのと同時に、大森ゆうこがブルーを神の座から引きずり落とす、みたいな最終回にならないものか、などと思いました。

 「さばげぶっ!」は連載50回という事でセンターカラーになっていました。そこで行われた50回イベントは、「モブキャラとして紛れ込んでいる、からあげ☆レモン氏を探せ」でした。
 おかげで、1回目に読んだときは、そればかりが気になり、話の筋が頭に入りませんでした。50回記念としてこんな話を持ってくる所には毎度の事ながら感心させられました。
 その話のほうですが、珍しくマヤがメインの話でした。虐待されて人間不信になった猿の乱暴狼藉に耐え続ける一方、その猿をいじめるプロデューサーにはブチ切れて、「消滅」させる、という内容でした。
 一方、「さばよんっ!」はリップクリームを主題にした話でした。春日野うららが相変わらずの存在感を出していました。また、戦闘シーンでやけに多すぎる吐血をするキャラを見て、「唇が荒れて、そこから出血している」という説を出した話には特に笑いました。

 連載2話目の「2.5次元彼氏」ですが、設定の全貌が見えてきた話でした。
 一番印象に残ったのは、時生の「ヲタへのトラウマ」を作った場面で、一緒に写っていた「女装コスプレをするオッサンヲタクのすね毛」でした。
 同時に、12年ほど「なかよし」読んでいるけど、年に1回くらいはオッサンのすね毛描写を見るよな、などとも思いました。
 今のところ、一番好きなキャラは、時生の姉です。
 時生にヲタである事がばれないよう、部屋に隠し切れないグッズは自分の部屋で預かる、という描写があったのですが、あの時、心の中では「やった新たなトッキーグッズが自分の部屋に!」と喜んでいたのでは、などと思いました。
 自分的には、つむぎと時生のラブコメよりも、つむぎが時生姉の導きを受けて、より訓練されたヲタになっていくという成長物語のほうを見たいものだ、とまで思ったほどでした。

 「stella〜ナナと魔法の英単語〜」は、珍しくギャグがありませんでした。
 というわけで、普通の英語勉強漫画だったのですが、鬼ごっこを英語で「TAG」という事を知ることができたのは個人的には極めて有意義でした。
 以前から、野球の「タッチプレー」をルールブック上では「タッグプレー」というのを不思議に思っていたのですが、これで謎(?)が解けました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です