プリキュアコレクション「無印・MH」

 上北ふたごさんの漫画版プリキュアシリーズが「プリキュアコレクション」というシリーズで単行本化されました。
 毎月、愛読させて頂いている身として、嬉しい限りです。
 ちなみに、発売日である1日に本屋に行けませんでした。そこで夜、ネット通販で買おうとしたら、セブンネットも楽天も品切れでした。
 さらに、アマゾンに至っては、定価の4倍以上の価格で、中古として出回っていました。
 2日も本屋に行けなかったのですが、家族に頼んで買ってきてもらいました。
 ネット書店の状況を知っていた事もあり、本屋にももうないのでは、とかなり不安でした。それだけに、「買えた」というメールを貰った時は、心底安心しました。

 内容のほうですが、「ふたりはプリキュア」の1巻は「なかよし」に掲載されたものをまとめたものでした。また、2巻は、当時出た描きおろし単行本の再録でした。
 そして、「マックスハート」は、「なかよし」に掲載されたもののまとめでした。
 雑誌に載っているのに、それと別に描きおろし単行本が出ていた、というのはちょっと奇異に感じます。
 これは、「なかよし」掲載分が、戦闘シーンがない、日常ドラマとなっている、という事からきています。したがって、「キュアブラック」や「キュアホワイト」が描かれるのは、全部を通して数コマしかありません。
 しかしながら、単行本化する際は、プリキュアの漫画にプリキュアが出てこないのはまずい、という判断でもあったのか、「なかよし」掲載分は数話しか収録されず、その代わりに、アニメをベースにした描きおろし漫画が単行本化された、という形になりました。
 自分的には、「なかよし」掲載の「戦闘なし」という方式が非常にすきだったため、その単行本を見た時は、少々複雑な気分になりました。
 それもあり、今回の「なかよし」掲載分全話収録の単行本が出るという事の喜びはひとしおでした。

 当時の作品と別に、描きおろし漫画は、「無印」の1巻と2巻に「前後編」という形で掲載されていました。
 さすがに9年近く経った事もあり、当時とはかなり絵柄が変わっていました。
 舞台設定は、2年から3年になる時の春休み、ということで、ひかりはまだいません。
 冒頭、二人が出会うのですが、「こんなに長く会わなかったのはじめてだね…」「そうね、なんだかすごく長く感じた…」と、かなりメタな会話から始まっていました。
 そして、新装なった「タコカフェ」で、あかねを交えての取り留めのない会話がかわされます。
 そんななか、二人が何とも言えない不安感を覚える、というところで前半は終わります。

 そして後半ですが、いきなり突風が吹いて、大量のものが飛んできます。
 よく見ると、それはソフトボールのグラブ・絵を描く道具をはじめ、「後輩プリキュア」を象徴するものでした。
 そんななか、ほのかは相変わらず、「春の突風」についての薀蓄を語ります。
 それに、なぎさが「ウンチクはいいの」と言ったところから、二人がちょっとケンカ(?)をします。
 そして、「モタモタしなーい」「モタモタなんか、してません!」と、伝説の名作(←ちなみにこの表現、フリートークで上北さんも使っていました)である第8話でつかったやりとりが繰り広げられます。
 しかし、直後に二人は気をとりなおし、その飛んできたものを拾います。
 最後に、後輩プリキュアが全て現れ、彼女たちに飛んできたものを返す、という締めでした。
 「プリキュア」の原点とその後、という事を描いた、楽しい作品でした。

 ちなみに、「後輩代表」という事なのか、咲と舞だけ、表情と台詞が描かれていました。
 そして、「後輩プリキュア」のモブには、満・薫・みのりも描かれていました。
 毎度の事とはいえ、上北さんの彼女たちへの深い愛情が伝わり、心底嬉しく思いました。
 そして、来月発売される「Splash☆Star」の1巻・2巻における、フリートーク・追加イラスト・描きおろし漫画が今から待ち遠しくなりました。

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