Hapiness第40話

 予告でタイトルを見たときは日常メインの話かと思っていました。確かに、そのような描写がありましたが、いつも通り後半に入ってすぐ闘いが始まるなど、さほど日常描写に力を入れた、という話ではありませんでした。
 話のほうは、白雪ひめ視点みたいな感じで進みます。
 まず、学校に行くのですが、三人が大使館に迎えにきます。今回も寝坊して朝からバタバタしていたのですが、氷川いおながハピネスチャージに加わってから、早起きできるようになったとの事でした。
 このシリーズ、前半は愛乃めぐみと白雪ひめを軸にしていましたが、後半になってそれが白雪ひめと氷川いおなにシフトした感じです。

 学校では、白雪ひめがファッションセンスで仲良しカルテットに頼られるところから始まり、四人の学園生活を描いていました。
 続いて、愛乃めぐみが勉強を大森ゆうこに教わります。目の前には学年2位の相楽誠司がいるのですが、彼には教わらず、大森ゆうこに助けを求めていました。
 そして、相楽誠司が、最近の学習意欲に感心した発言をするのですが、そこに白雪ひめがやってきます。そして、ブルーの顔を声を真似し、彼の指示で勉強を頑張っている事を教えました。
 それを相楽誠司は、「そっか…」という感じで聞いています。
 ついしばらく前まで、ブルーと愛乃めぐみが仲良くしていたのを「ぐぬぬ」という感じで見ていました。しかし今はわざわざ顔真似までして「ブルーの影響」と言われても、気にもとめません。
 完全にブルーに負けたと思って愛乃めぐみを諦めたのでしょうか。それとも、作り手がそのあたりを何も考えていなかったのでしょうか、ちょっと気になりました。

 続いて、調理実習となるのですが、大森ゆうこが活躍し、皆は「学校でもおおもりご飯のハンバーグが食べられる」などと喜んでいます。
 この構図を見る限り、この学校の家庭科の先生は大森ゆうことしか思えません。
 まあ、ハピネスチャージプリキュアとしてぴかりが丘を守りながら、世界中のプリキュアの助っ人をし、さらには店の配達までやっているスーパーウーマンです。
 かけもちついでに学校で料理の先生をやるくらい、朝飯前なのでしょうが…。
 そして、下校シーンでは氷川いおなが、以前「デート」をした海藤から本を借りていました。ただ、本の感想などを語り合う事などなく、読み終えた本を新しい本に交換しただけでした。
 それを見た三人は、妖精の物まねなどをして、氷川いおなをからかい、それを聞いた氷川いおなは「もうっ」という感じの反応を見せていました。
 ただ、本の貸し借りで彼氏彼女という事は、自分の中高時代の経験からしても、あまりないと思います。それだけに、三人は大げさに騒ぎ過ぎなのでは、とも思いました。

 一方、幻影帝国ではクイーンミラージュが自ら出陣を宣言します。それを抑えようとする部下に当たっており、ファントムに厳しい言葉をかけたり、オレスキーに衝撃波を放つなどしていました。
 ただ、これも前々回におけるディープミラーの洗脳の結果だという前提が分かっているので、今までのように、彼女の心境が気になったりはしませんでした。
 そして、ディープミラーの実質的な命令に従って、三幹部に最後のチャンスという形で出撃を許可していました。

 一方、プリキュア達は、今度は学校が休みの日を満喫していました。
 学校が休みで退屈している白雪ひめのもとに、三人が次々と訪れます。なんか偶然が重なった感じですが、キュアラインがあるわけですから、あらかじめ打合せての事なのでは、とも思いました。
 そして、四人で変装してピクニックに行きます。ここでの衣装にはサングラスがあるのですが、氷川いおなだけは、自分でそれをかけず、ぐらさんに「2つ目のサングラス」としてかけさせているのが面白いと思いました。
 そんな秋のあたたかい日差しの中、四人は幸せを満喫していますが、そこに三幹部が襲撃します。

 三幹部により大量のサイアークが出現しますが、成長したプリキュアの前では、チョイアークも同然、という感じであしらわれます。
 それに対し、悔しがりつつも、三幹部は、素直にプリキュアたちの成長を認め、評価していました。
 スポーツ選手が引退を決める時によく言うのが、「若い選手にやられた悔しさよりも、その若い選手を褒める気持ちを感じたから」というのがあります。おそらく、そのような心境なのでしょう。
 この流れだと、早ければ今月末には退場となりそうです。ただ、できることなら、残り短い登場時間の間に、ナマケルダの失恋など、彼らがこだわっていたものの理由を描いてほしいものだと思いました。
 そして、そのまま、イノセントプリフィケーションで勝利しました。
 なお、圧倒的な力をプリキュアをミラールームで見ていたブルーは、その強さを評価すると同時に、幻影帝国に対する勝利を予感する発言を嬉しそうにしていました。
 この際に、ミラージュを心配するような言葉を一切発しないところは、毎度ながら「ブルーらしい」と思いました。

 そして、勝利したプリキュアが幸せな時間を再開し、一方で、幻影帝国ではミラージュがファントムを連れて自ら出撃することを宣言し、それを見ながら鏡の向こうでディープミラーがニヤッと嗤う、という所で話は終わりました。

 メインキャラは白雪ひめで、彼女が幸せを実感する発言を何度かします。しかしながら、その彼女自体、いまだに両親をはじめ、故郷の友人たちが捕らわれたままなのです。
 一応、一言だけ両親に言及はしていました。しかしながら、あの言い方だけ見ると、なんか離れた所で元気に暮らしている両親、という感じでした。
 氷川まりあ問題をあっさり解決(?)したのですから、ついでにブルースカイ王国問題も解決し、そのあとで、このような日常の幸せを描く話を作れば良かったのに、と思いました。
 それはともかく、白雪ひめの「ブルーの顔真似&声真似」という新技や、氷川いおなとのやりとりなどの「幸せ」描写そのものは、しっかり描かれており、微笑ましさを感じる事ができました。
 次回はファントム退場回のようです。一時期は一ヶ月早く終わるかと思っていたのですが、今回、クリスマスの伏線を出していた所を見ると、普通にクリスマスイベントもあるようです。
 という事は、年内でクイーンミラージュと決着をつけ、年明けはディープミラーとの最終決戦、となるのでしょうか。