前回の闘いで傷ついたファントムを、大森ゆうこが看病する話でした。
あわせて、大森ゆうこの過去話も描かれていました。あれは、以前、白雪ひめに語った「かつて恋をした」の伏線回収だったのでしょうか。
昨年の、イーラ記憶喪失話と同じ位置づけなのだろうか、と思いました。
位置づけはなんとなく理解出来ましたが、シリーズの中で、この話がどんな位置づけにあるのか、今ひととピンとこないところもありました。
冒頭、目を異様なまでに輝かせた愛乃めぐみが出てきて、三人に、前回元気づけてくれたお礼をしていました。
異様なまでにテンションが高く、氷川いおなに抱きついたうえ、押し倒して(?)いました。
前回、「アンラブリー」に罵倒されて完全に自信をなくしたところ、三人に励まされ、ここまでハイテンションになってしまったわけです。
なんか、怪しげなセミナーや宗教にハマった人を見ているようで、ちょっと不気味でした。
その後は、大森ゆうこがファントムを看病し、それを三人が覗く、という展開になります。
その際に、白雪ひめが「前の晩は不安で眠れなかった」と言いながら実は熟睡していた、および、看病する大森ゆうこを白雪ひめと氷川いおながラブシーンと見間違える、というギャグが入っていました。
かつて気の緩みがきっかけで家族と祖国を失った白雪ひめと、ファントムに姉を奪われた氷川いおなにこんなギャグをやらせているわけです。率直に言って、場違いだと思いました。
その後、シリアスな展開に戻りました。そこでは、ファントムは巫女だった頃からミラージュを知っていた事が判明していました。
続いて、ミラージュにファントム奪還の命を受けたオレスキーが襲撃し、闘いとなりました。
今回のオレスキーは、ファントムが捕らわれた事を嗤う一方で、奪還のために離れた場所にサイアークを出現させてプリキュアを呼ぶという合理的な作戦を取ります。
プリキュア側は、大森ゆうこを残して三人で迎撃する作戦を取りますが、その際にブルーが全員を下の部屋に呼び出します。
さらに、三人が出撃したあとも、大森ゆうこはファントムの部屋には戻らなかったようです。
その結果、無警戒になったファントムは、脱出に成功しました。
ブルーがなぜ、このような指示をしたのかは謎です。まあ、本当に大使館で全快して、真っ先に自分を襲撃されたらまずいから、全力を出せない間に脱出させようと仕組んだのでしょうか。
そのファントムを、最初にブルーが、続いて大森ゆうこが追います。
ブルーを攻撃しようとするファントムですが、大森ゆうこには攻撃しません。そして、「ご馳走様」と病床で作ってくれたお粥のお礼を言って去りました。
それを見送った大森ゆうこは変身して闘いに加わります。そして、前回に続いて新技で撃退しました。
そしてファントムのいた病室に戻り、お粥が完食された事に喜ぶ大森ゆうこ、という描写で話は終わりました。
相手が敵だろうがかまわず看病して食事を出し、完食してお礼を言われて喜ぶ、という大森ゆうこのスケールの大きさは面白いと思いました。
ここしばらく続いている、大森ゆうこの驚くべき一面がまた新たに出たと思いました。
ただ一方で、看病した理由が「以前、拾って飼った犬に似ていた」というのは、いくら何でも非礼すぎるのでは、と思いました。
しょせん敵だから、犬と同一視しても構わない、という事はないと思うのですが…。
また、先述したように、ギャグをすべきでない場面・キャラに、ベタなギャグをやらせており、これもかなり違和感がありました。
というわけで、フラグ立てのためだけの話、という印象が否めませんでした。
一方、今回のオレスキーは、サイアークを陽動で使うことにより、ミラージュによりファントム奪還命令を完璧にこなしたわけです。
それを考えれば、今回の闘いは、戦略的な見地では、幻影帝国の快勝と言ってもいいのでは、などとも思いました。
他には、改めてブルーが「イノセントな心」について解説したのも気になりました。当然ながら、かつてのミラージュもイノセントな心を持っていたわけです。
その心がクイーンミラージュ化し、その様子を見ながら涼しい顔で、そこで生じたエネルギーを得た事を喜ぶブルー、などという場面を、毎度の事ながら想像してしまいました。
次回は、氷川いおなの恋愛話です。これまた、何の意味があるか今ひとつ見当がつきません。
とりあえず、今回のシリーズの主題に「恋愛」があるから、氷川いおなの恋愛話も一話くらい作っておくか、といった感じの話にならない事を願っています。