DokiDoki第31話

 新アイテム「ラブリーパッド」のお披露目話兼、リーヴァ・グーラの退場話でした。
 前回同様、全体的に戦闘場面で占められていました。まあ、映画放映前の宿命みたいなものなのでしょう。
 そして、マナの強い意志により、五つに割れた「プリキュア三種の神器」であるラブリーパッドが生まれ変わります。
 その部分が話のクライマックスだったと思うのですが、そのあたりの描き方が気になった話でした。
 一方でまた、色々と丁寧な描写が印象に残った話でもありました。

 冒頭では、ボタン一つで登場した四葉家の実験装置および、ラブリーパッドを千度の火の中に放り込んだり、深海で水圧実験する、などと笑顔で言う、ありすが楽しめました。もしかしたら、マッドサイエンティストの素養があるのでしょうか。
 続いての序盤では、ベールに煽られたリーヴァ・グーラの最終手段で、町中の人々が気を失う描写が中心でした。
 他の人が攻撃を受けると即座に気を失ったのに対し、セバスチャンのみは、ありすに状況を報告するまで意識を保ちます。その精神力・忠誠度の強さの描写は印象に残りました。
 闘いのほうは、合体したリーヴァとグーラの前に、亜久里を含めた五人が圧倒され、せっかく前回手に入れたラブリーパッドもあっさり壊されてしまいます。
 そして、マナの家・街中、学校で倒れている人々が描かれ、さらにプシュケーが黒く染まって行く様が描かれます。
 もちろん、最後にラブリーパッドが復活してプリキュアが勝利する、というのが頭でわかっていました。しかしながらこの時は、「もしかして大変な事態が生じてしまうのか?」という不安をかきたてられました。このあたりの描き方も上手いと思いました。
 そして、マナがいきなり大泣きします。自分の大切な人を失う怖さを直接味わった事により、はじめて、国や大切な人たちを失ったトランプ王国の人々の本当の辛さを理解できた、という事でした。
 これ自体は、かなり上手い描写だと思いました。しかしながら、直後にマナが自分の頬を叩いて、「はー、泣いた。スッキリした」と気持ちを切り替えたのは違和感がありました。
 率直に言って、これでは本当にトランプ王国の人々の悲しみを理解できていないのでは、と言わざるをえません。これでは、「JOJO」のエシディシがやった「精神を平静に戻すためわざと大泣きした」と同じなのでは、などと思いました。

 ただ、このマナの気分転換および、その後のポジティブ発言を見た時の六花の描写は、強く印象に残りました。
 皆、マナの激しい感情の起伏や、あまりにもあっけらかんと「今から強くなればいい」という言葉に最初、口をポカンと開けています。
 そして、数秒後にマナの心を理解して笑顔になります。
 ところが、ここで六花だけ表情の変遷が違っていました。
 口の開け方も、皆が驚いた、という感じで丸く開けているのに対し、「まただ・・・」みたいな感じで、トホホ…という感じの口になっています。
 続いて、皆と違い、一度目を閉じて「まあ、マナだから・・・」みたいな表情をします。
 そのあと、皆と一緒に笑顔になるわけですが、この短い間で、六花だけ「他の三人とは、マナに振り回された回数が圧倒的に違う」事を示すような表情にしたのは、非常に丁寧な描写だと思いました。

 そのマナの心意気に応えて、鏡だったラブリーパッドはタブレット端末に姿を変えて再生ます。一万年間封じられながらも、最近の流行を抑えているラブリーパッドの研究熱心ぶりには感心させられました。
 五人がパッドを持ったわけですが、技はマナが一人で出します。五人の持つ「エースのカード」を一つに合わせて放った技は「ラブリーストレートフラッシュ」でした。これを見たときは、「それはストレートフラッシュじゃなくて、フォーカード(ファイブカード?)やろ」と突っ込みを入れたくなりました。
 これからもほかのキャラが「ラブリーフルハウス」などを放ったりし、最終的には「ラブリーロイヤルストレートフラッシュ」になったりするのでしょうか?

 それはともかく、技を食らって合体もとけたリーヴァとグーラは何とか「GoGo! Jickochu」に逃げ帰ります。
 しかし、最初からこれを仕組んでいたベールは、二人のジャネジーを吸収して、いつも口にくわえている飴玉の中に収めてしまいます。
 その結果、ジャネジーを奪われた二人は死ぬわけですが、リーヴァはベールの名を呼んでつかみかかろうとして、息絶える、という描き方でした。
 というわけで、二人の初登場時の「ベールちゃん」の謎は明かされないままリーヴァ退場となってしまいました。これは少々残念に思いました。
 プリキュアシリーズでは「フレッシュ」から4年ほど、敵キャラの途中退場はありませんでした。というわけで、5年ぶりの事態が発生したわけです。
 さらに、その退場した敵の後釜が、これまで左遷(?)されていた初期の敵キャラ、というのも初めての話です。
 かなり奇妙な展開ですが、声優さんのスケジュールもしくは、出演料節約など、何か理由があるのか、などと勘ぐってしまいました。

 次回は、文化祭を前にマナが病気でダウンする、という話です。
 プリキュアシリーズにおいて、文化祭話は、事前に準備の話を描くと名作になる、という前例があります。それを考えると、文化祭そのものの描写はあまり盛り上がらないかも、と思っています。
 一方、予告では、文化祭の教室に現れるイーラが描かれました。一体、何をするのか気になります。それを含め、どちらかというとジコチュートリオ復活がメインの話になるのでしょうか。
 あの掛け合いが久々に見れることを楽しみにしています。

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