話の大半が戦闘で占め、しかも敵は出てこない「修行回」でした。
戦闘が多い分、全体的には中身の薄さを感じざるを得ませんでした。
しかしながら、随所に印象に残る描写があり、それを楽しめた話でもありました。
冒頭、メランの変身した怪獣に、皆が乗った飛行機が落とされます。
その際、六花が眼鏡をなくすのですが、なくした時に気づいた時の「眼鏡にさわろうとして、無いことに気づく」という描写が丁寧に描けていると思いました。
また、その直後に、真琴に「命と眼鏡、どっちが大切なの?」と尋ねられ、「眼鏡・・・」とボケ、マナに「もう、六花ったら・・・」と突っ込まれるやりとりも、普段と逆で新鮮かつ楽しめました。
さらに、メランが再び変身し、火を吐く怪獣になります。皆が驚く中、ありすは大喜びして、「素敵な怪獣さんvセバスチャン!」と言います。
第一話でカニジコチューを手に入れたいと言った以来の「収集癖」を見せてくれました。あと、普段、収集可能なものを欲しがった時、セバスチャンはどう対処しているのだろうか、などと気になりました。
あと、今回、ありすは戦闘において、誰かが吹っ飛ばされると、必ずそれを受け止めていました。このあたりも、丁寧に描かれていると思いました。
また、戦闘においても、「ロゼッタリフレクションを強化するために、フォースアローの要領で、フォースリフレクションを開発する」という形で、「成長」を描いたのも印象に残りました。
そして、メランが五人を認め、鏡を譲る事を決意させたのが、マナの「絶対に諦めない」という台詞だった、というのも非常に上手いと思いました。
これはプリキュアシリーズの象徴とも言える台詞です。それを初代(?)プリキュアである「キュアエンプレス」が得意としていた台詞であり、メランの心を動かした、というのは「歴代プリキュア」という概念を上手く描いていたと思いました。
また、そこで力尽きて変身が解けたマナの事を真っ先に心配するのが六花、というのも当然とはいえ、いい描写だと思いました。
他にも、無人島へ行くと聞いたマナが荷物になるにも関わらず飯ごう炊飯の準備をし、皆でカレーを作って食べた、というのも楽しめました。
さらに、そこでレジーナとの想い出とともに、彼女と一緒にカレーを食べたい、と言ったのも印象に残りました。この伏線はぜひとも回収してもらいたいものです。
次回は、パワーアップしたリーヴァとグーラ相手に、早速今回手に入れた「水晶の鏡」が発動する、という話です。
どのような形で新アイテムが活躍するのかが楽しみなのと同時に、それだけに振り回されず、各キャラの良い所が描かれる事を期待しています。