新キャラ「アイちゃん」が登場した話でした。そして、彼女を巡るドタバタがきっかけで、真琴が初めて、マナを名前で呼ぶ、という形で締められていました。
前々回からの、マナと真琴の距離の接近が一段落した話、かと思われます。
また、敵陣営においても、かなりユニークな描写があり、それも印象に残った話でした。
筋立てのメインは「アイちゃん誕生」ですが、そこにおける設定は、かなり無理があると思いました。
ジョー岡田にアン王女の事を尋ねようと、「ソリティア」に行きますが、肝心のジョー岡田は店を開けっ放しにして出かけています。
すると四人は店の中を歩きまわり、さらにそこで卵を発見、そしてそこから「アイちゃん」が孵るわけです。
六花が一人で驚いたり突っ込んだりしていますが、他の三人は、普通の事のように振舞っています。
まだこれが、トランプ王国ではよくあること、というのならその反応も理解出来ますが、真琴もダビィも、そのような事は何も言いません。
そして、とんでもない事態が起きているなか、「仕事だから」と二人して去っていきます。
この変の不自然さはかなり引っかかりました。
また、キャラ描写のメインは、真琴が「マナ」と呼ぶ所にあったと思います。ただ、これを、「マナがとんでもない音痴で、しかもその自覚がない」という奇妙な設定によって生じさせたのはちょっと残念に思いました。
前々回の「料理」もそうですが、あまりにも常人とかけ離れて拙劣、という「短所」をキャラの相互理解のきっかけにする、というのはどうなのでしょうか。
そのような特性を使えば、確かに簡単に二人の距離を縮めることができます。ただ、どうせなら、もっと為人を深く掘り下げて描いたほうが、後々まで印象に残る話にできたのでは、と思いました。
今回は「第8話」でした。したがって、あの無印の名作放映からほぼ9年経ったわけです。それだけ時間がたっても、あの話、特にクライマックスの所は、そこで流れたBGMも含め、今でも鮮明に記憶に残っています。
そういう事もあり、少なからぬ勿体なさを感じました。
というわけで、メインの部分では残念さが残りました。一方、そこを除けば、印象に残る描写が色々とありました。
冒頭で、憧れの真琴との「お出かけ」にマナがはしゃぎまくります。その理由をいつもの表情で真琴に説明する、ありすおよび、「どうどう」と言いながら、マナを落ち着かせる六花、という描き方は楽しめました。
また、ありすが「真琴さん」、六花が「剣崎さん」と呼ぶ、というあたりも、現時点での距離感を興味深く表していると思いました。
また、ミルクを飲んだ「アイちゃん」にゲップをさせる、をはじめ、細かい所で六花の博識ぶりを描いたのも印象に残りました。
戦闘においても、ありすの「防御」が「アイちゃん」の避難だったり、六花の「サポート」が、変な数を言って「ひつじが一匹戦法」を崩壊させるだった、とのも楽しめました。
この二人は、あまり格闘描写がなく、必殺技もたまにしか出しません。そのぶん、このような形で「闘い」をしているわけです。このあたりが今後、どのようになっていくかも、楽しみです。
さらに敵方の描写も楽しめました。今回、マーモはイーラの「やけボウリング」のおかげで寝不足となり、吹き出物ができます。その腹いせに、イーラの寝顔に落書きします。
そして、闘いの最中に、ジコチューの「ひつじが一匹戦法」に自らもかかってしまって熟睡し、その御蔭で吹き出物が消えると、大喜びして去っていくわけです。
このような描き方もかなり楽しめました。
次回は、「アイちゃん」が学校に行くことによって生じるドタバタ話のようです。どのような学園話になるのか、楽しみです。
※映画ですが、いろいろ多忙でまだ見れていません。一応、水曜に観に行く予定ではあります。←水曜も行けなくなりました。何とか31日に行こうとは思っていますが・・・。なんか、ロードショーが終わるまで間に合うか、というレベルになりつつあります・・・。